クラレ
わたし、うつなんです。
重たい病気なのです。
その証拠に、主治医の先生さえも
疲労を患者に隠せないのでした。
病院も商売だから、仕方がないでしょう。
数少ない友人、自称、物知りの友人が
このお会社のこと
「合繊大手。ディスプレイ用フィルムなど
非繊維製品が収益の柱」
と教えてくれました。
「合繊」は、
有名な「ウィキペディア」さんに
「合成繊維（英: ｓｙｎｔｈｅｔｉｃ ｆｉｂｅｒ）とは、
低分子の製造原料から合成により
つくられた高分子の組成の化学繊維。合繊と略す。
合成高分子の構造には縮合高分子の繊維
（ナイロンやポリエステル）と
重合高分子の繊維（アクリルやポリプロピレン）がある」
とのご説明でした。
創業者、大原 孫三郎（おおはら まごさぶろう）様です。
「ウィキペディア」さんに
「１８９７年（明治３０年）東京専門学校
（後の早稲田 大学）に入学。
若年は富豪の跡継ぎとして放蕩生活を送り、
専門学校時代もほとんど講義には顔を出さなかった。
放蕩の果てに１万５千円（現在の金額で１億円）もの
借金を抱え、１９０１年（明治３４年）父親より
東京専門学校を中退のうえ
倉敷に連れ戻され、謹慎処分を受けた。
１９０６年（明治３９年）、社員寮内で感染病を出し
社員数名を死亡させた責任を取る形で
父が辞任したため、倉敷紡績の社長となる。
就任と同時に工員の労働環境改善を図った。
従来の飯場制度を廃止し、
従業員の確保・食事の手当・日用品の販売等を
会社が運営するよう改めた。
工場を蒸気による動力から電気動力への転換を図り
中国水力電気会社（現在の中国電力）を設立。
中国合同銀行（現在の中国銀行）の頭取となり、
地元経済界の重鎮となった。
さらに１９２６年（大正１５年）には
倉敷絹織（現在のクラレ）を設立」
とご業績が書かれていました。
お会社のホームページに
「クラレは１９２６年に
化学繊維レーヨンの事業化を目的に
「倉敷絹織」として岡山県倉敷市に誕生しました。
１９５０年代には世界初の国産合成繊維として
ビニロンを事業化し、
木綿に代わる合成繊維として
学生服などで一世を風靡しました。」
と記載されています。
現在のお社長、川原 仁（かわはら ひとし）様、
「ウィキペディア」さんに
「１９８４年３月に
早稲田大学 政治経済学部を卒業、
同年４月にクラレ入社」
とのことです。
会社四季報に
「高機能樹脂ポバール等と
それを加工した各種フィルムが柱。
首位品多い。イソプレン、繊維等も」
と記されていました。
「ポバール」は、
お会社のホームページに
「ポバールは白色の粉末で、
合成樹脂としては珍しく水に溶ける
という性質をもっています。
その特徴を生かして幅広い分野で利用されています。
ポバールは、チューインガムの原料にも
なっているポリ酢酸ビニル樹脂の分子内にある、
水になじまない酢酸基（ＣＨ３ＣＯＯ）を、
けん化という反応によって
水とよく馴染む水酸基（ＯＨ）に
変えることで作られます。」
と記されています。
「イソプレン」は、
「コトバンク」さんに
「二重結合を２つもつ
脂肪族鎖式不飽和炭化水素
(ジオレフィン，鎖式ジエン)の１つ。
ＩＵＰＡＣ命名法では
２‐メチル‐１，３‐ブタジエン。
古くから天然ゴムの単位構成分子として
知られている。天然ゴム、
テレビン油などを熱分解すると得られる」
とのご説明でした。
四季報に
「前期低迷したビニルアセートは需要回復。
前期完工の能力増強も貢献。
イソプレンは車載向けの新規採用寄与。
歯科材料は審美用が続伸。
償却費用増だが操業度上昇で営業増益。
特損減少で最終黒字化。
住友商事やタイ石油化学会社と
タイで樹脂工場２０２２年稼働。
ポーランドはフィルム工場新設し同年稼働。
高耐熱の機能性ナイロン樹脂を５Ｇ機器向け拡販」
との記述も過去にはありました。
「ビニルアセート」は、
「ウィキペディア」さんに
「酢酸ビニル、別名ビニルアセタート
(ｖｉｎｙｌ ａｃｅｔａｔｅ) は、
分子式 Ｃ４Ｈ６０２ で表される、
酢酸とビニルアルコールの
エステルである」
と書かれていました。
わたしの愛読紙、日経新聞には、
「（前略）
主力製品である食品梱包用などに用いれらる
プラスチック材や合成樹脂の値上げを
段階的に進めてきた。
野村証券の 岡崎 茂樹 シニアアナリストは
『原料価格上昇に対する販売価格の
転嫁が予想以上だ』と評価。
２０２２年１２月期以降の
営業利益を予想を予想を上方修正し、
目標株価を１０１０円から１３１０円に引き上げた。
しんきんアセットマネジメント投信の
藤原 直樹 運用部長は
『短期売買を手がける投資家を中心に
収益拡大の期待から買いが入った』と指摘する。
ただ株価は４月から１０００～１１００円前後の
レンジで推移している。
「原材料のさらなる高騰によって価格転嫁が
困難になり、景気後退の懸念が強まったりすると
株価が下落しやすくなりそうだ』
（藤原 氏）との見方も出ている」
と記事になっています。
株主リストを見ますと、
日本マスタートラスト信託銀行㈱ 様
１７．５４％
㈱日本カストディ銀行 様
６．３６％
全国共済農業協同組合連合会 様
３．１６％
日本生命保険相互会社 様
３．０４％
日本証券金融㈱ 様
１．９７％
SMBC日興証券㈱ 様
１．７５％
明治安田生命保険相互会社 様
１．７４％
クラレ従業員持株会 様
１．６１％
三菱UFJモルガン・スタンレー証券㈱ 様
１．４５％
UBSAGLONDONA/CIPBSEGREGATEDCLIENTACCOUNT 様
１．４５％
とのことです。
配当利回り（会社予想）が、３．９１％
とのことですから
優良なご投資先かもしれません。
お会社の経営理念は、
「私たちの使命
私たちは、独創性の高い技術で
産業の新領域を開拓し、
自然環境と生活環境の向上に寄与します。
ー世のため人のため、
他人のやれないことをやるー」
を掲げていらっしゃいます。
障がい者雇用は、
「クラレは、障がい者に雇用機会を
提供することによって、
その自立を支援するため、
地域の福祉施設と連携して
知的障がい者のための作業所を
設置しています。」
と記載されています。
ご興味ありましたら
ハローワークや
支援機関の方とご相談なさるのが
よろしいかと思います。
以下は友人からの情報の引き写しです。
「合成繊維大手の一角だが、
現在は非繊維製品を収益の柱とする。
主力の光学用ポバールフィルムは、
液晶ディスプレイ用偏光板の
原料として用いられ、世界シェア８割を握る。
ビニルアセテート部門では、
ポバール樹脂や光学用ポバールフィルム、
水溶性ポバールフィルムなどを製造、販売。
イソプレン部門は熱可塑性エラストマーや
耐熱性ポリアミド樹脂を主力とする。
機能材料部門はメタクリル樹脂、
歯科材料、炭素材料などを手掛ける。
繊維部門は人工皮革の『クラリーノ』や
ビニロン繊維、生活資材を製造、販売する。
海外売上高比率、７３％」
とのことです。
健常者様のコメントです。
「福利厚生は制度して整っている。
確定拠出年金制度は自己責任で
運用する」
「一般的な、上場企業と
見劣りしない。
住宅補助もあるが、これといった特徴もない」
「福利厚生は見直し中。
なんとなく経費節減の印象あり」
「福利厚生は一通り。
寮はあまりきれいでないが
立地は良い」
「福利厚生として、社員持ち株会は
定着している。
ほとんどの社員が加入している」
「働き方だが、基本、休日は
しっかり休める。
工場勤務は３交代制。
海外、グローバル事業だと
時差の関係で勤務時間も変則的」
「働き方だが、部署に寄りけり。
残業が常態化している部署もあれば、
残業がほぼない部門もある」
「働き方だが、フレックスタイム制度で
休暇も取りやすい。
仕事は求められるものが多いので
残業はいたしかたなし」
「働き方だが、基本、土日祝日は休み。
工場と本社はそれぞれ。
勤務時間は事業による」
「自分は３０歳代の正社員。技術系総合職。
年収９６０万円。
給与は一般的な年功序列タイプ。
下がることはないが、上り幅は小さい。
海外勤務者への手当は手厚い」
「自分は３０歳代の正社員。技術系総合職。
年収８５０万円。
景気や業績による、給与、賞与の
変動はかなり小さい。
生活のことを会社が考えてくれている
と感じる」
「自分は３０歳代の正社員。技術。
年収４２０万円。
基本給は、並みの会社と同じかと。
賞与は比較的、良い。
合わせると、良い方ではないかと思う」
「自分は３０歳代の正社員。生産管理。
年収４３０万円。
毎年、定期昇給あり。
賞与も安定して出るので安心」
「自分は３０歳代の正社員。生産技術。
年収７３０万円。
以前は賞与が高い印象だったが、
近年、月給の比重を上げて
より安定感が出た。
基本、年功序列。
会社公表の
平均年齢４１．６歳、平均年収７０４万円は
ほぼ間違いないかとは思う」
とのことです。