ブログネタ:ノーベル賞受賞者へお祝いメッセージを
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山中教授が研究の道に進んだのは,
手術が下手だったからとありました。
単純明解な理由ですが,過去に聞いたことがありません。
と言うことは,不器用で手術が下手でも,
外科医を続けている医者がたくさんいると言うことです。
手術の出来不出来は素人には分かりません。
一応退院すれば,治してもらったと感謝しますが,
器用な外科医に手術をしてもらっていたら,
もっと早く退院できたのかも知れません。
近所にもいます。
切るのは下手だが,縫うのが異常に上手い,外科もやってる医者。
終わり良ければ全て良しで存続しています。
私は前々から思っていました。
外科医=手先が器用,ではない。
山中教授が証明してくれました。
不器用は勉強をしたり訓練をしたりで治るものではありません。
医者になれるほど頭がいいのに手先が不器用な人がいるなら,
手先は器用なのに頭がそれほどでもない人がいるのです。
私もその一人です。
子供の頃からカサブタを剥ぐのが非常に上手でした。
周りから少しずつ剥がし,傷口は最小限にできました。
足にできた大きな魚の目も,爪切りの角で毎日少しづつほじくり,
最終的には芯を抜き取ったことがあります。
勿体ない事です。
そこで提案があります。
医学部に手術科を作っては如何なものでしょうか?
手術だけを専門とする科です。
不器用な医者は傍で指示だけをするのです。
「そこの血管とここの血管を縫いつけて。そうそう。
そこには絶対傷をつけないように,慎重に。そうそう。
素晴らしい!」
山中教授のノーベル賞受賞を機に,
そこのところを検討して欲しいものです。