一昨日は天気が良かったので、美しい富士山を見るために南足柄の矢倉岳へ行ってきた。 矢倉岳は低山ではあるが独立峰なので山頂部からの見晴らしが良く、富士山が美しく見えることで定評のある山でもある。

 

 登山道は右の方だったのだが、私は道なりに左の方へ行ってしまった。

 

 30分ほど平たんな道を歩いただろうか、さすがに道を間違えたかもしれないと思いながらも、別ののぼり口があるはずとそのまま進んでいたら右手の方に登り坂があった。

 

 なだらかな勾配の道がしばらく続いたが、そのうち本格的な登山道にたどり着いて一安心。と、思ったら、台風19号の大雨で道が崩落しているところが3ヵ所ほどあった。屈強な山男なら何でもないほどの崩れだが、70歳の老人にはちょっと難儀で、ひやひやしながらやり過ごした。その上悪いことに、道を見失ってしまった。年齢は、体力だけでなく判断力も低下させるということを思い知らされた。今後の反省材料にしなくてはならないと思う。

 

 9時半に登り始めて13時には下りてくるつもりだったのが、結局頂上に着いたのが12時40分になってしまった。しかし、頂上からの眺めは確かに素晴らしかった。しばらく我を忘れて景色を堪能。

 

 頂上には石の祠と石塔がある。眼下には小田原平野と相模湾が広がっている。

 

 まだ2時半だというのに日の影は長い、美しい矢倉沢の晩秋(初冬と言うべきか)。

 

 次のバスが来るまであと1時間以上ある‥‥。

 

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