昨日(12月25日)、アメリカのクリスマスの様子はどんなものか見てみたいと思い、妻と二人でバスでダウンタウンに出かけました。
街は閑散としていました。目につくのは中国人らしい観光客と浮浪者だけです。
いつもは観光客で混雑するパイク・プレイスもご覧のとうりです。
パイオニア・スクエアでは炊き出しが行われていました。
と、ここで重大事が発生。すこし寒かったせいか妻が尿意を催してきた旨を告げます。何とかなるさとタカをくくっていたのもつかの間、どこにも開いている店がありません。やっとのことでSUBWAYというサンドイッチ屋さんを見つけました。
「レストルーム使っていいですか?」と聞くと、こころよく「Yes」と答えてくれて一安心と思いきや、私が義理で何か注文せねばとメニューを眺めていると、妻がドアが開かないと訴えている。アメリカの飲食店はトイレだけの使用を防ぐために鍵でトイレを管理しているらしい。それで鍵を借りて解決というわけにはいきませんでした。妻が「鍵が合わない」というのです。何か私たちにわ分からない仕組みがあるのだろうか思い、そばにいる青年にプリーズヘルプアスと助けを求めたところ一発で開けてくれました。単純にアメリカの鍵は固いというだけのことのようです。
トイレの方は解決しましたが、今度はサンドイッチの方です。サンドイッチといえば、たまごサンドとかハムサンドとかいうあの三角のやつしかしらない私は、メニューを見て面食らってしまいました。
とりあえず「ロースト・ビーフ」と注文しました。お姉さんは「ホワットカインドオブ…」と聞き返してくるが、早口で私の英語力ではとても聞き取れない。(「ロースト・ビーフ」というだけじゃダメなんだ)。一般にアメリカの店員は日本より優しくはない。客でごった返す店内で、おろおろしている東洋人のじいさんを想像してみて下さい。困っている私を見かねて先ほどの青年が助け船をだしてくれた。どうやらパンの種類も色々あるらしい。
よく見れば、ケースにリクエストすべき内容が表になっているのだった。何とか注文をし終えたらほっとしました。
結局、「ロースト・ビーフ」サンドは10ドル、両替時のレートで1260円。高いトイレ代でした。
◯分かったこと ー アメリカではクリスマスはどの店もお休みらしい。振り返って見れば、40年ほど前までは日本の正月もそうだった。