使用中のフォノイコライザー2機 | 俳句銀河/岩橋 潤/太宰府から

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オーディオを始めて40年以上、カートリッジは MC ばかり使っている。

 

ずっと、プリメインアンプあるいはプリアンプに内蔵のフォノイコライザーを使っていたが、2019年から昇圧トランス(イシノラボ MASTERS MC-203)を介して聴くようになった。

 

MC カートリッジしか使わないので、メーカーにはインピーダンス切り替えスイッチから「PASS」を省いて「HIGH」「MID」「LOW」の3択で製作していただいた。
 
78% スーパーパーマロイコアを採用したオートトランス(単巻トランス)。
 
MASTERS MC-203

 

すると、昇圧トランスに単体フォノイコライザーを組み合わせて使いたくなり、2020年に合研LAB から、2022年にメジャグランから購入。

 

 

合研LAB GK05LCR(LCR型)

 

LCR 型はイコライザ―回路に抵抗、コンデンサ、コイルを使用し、本機のコイルはサンスイの ST シリーズのトランス。

 

内部(合研LAB のウェブサイトより)

 

 

メジャグラン a7G(NF型)

 

メジャグランのフォノイコライザーの現行ラインアップに、「マランツ7 のフォノイコライザーの音を再現」と謳う機種 a7Ⅱ とそのハイグレード仕様機の a7N があるが、a7G は2022年に新たに試作された最上位機種で、未だ通常販売にはなっていない。

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製作者の稲田氏による a7G の商品説明(下画像も)

a7a7Ⅱa7N とマランツ7型の現代版を再現してきたが、a7G はその最終版として最高位に位置付け

ゲイン調整は 10・20・30・40・50・60dB (1kHz) の6段階切り替え式で、従来機のボリューム式よりも音質上優位

負荷抵抗調整(1k~51kΩ)用にアルプス電気の27型可変抵抗を採用

電源フィルターコンデンサーにニチコンのファインゴールドを採用

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2機種の音の傾向は異なる。

 

いかにもアナログらしい色彩感と艶のある音を聴かせる GK05LCR に対して、ストレートでダイナミックな描写とサウンドの広がりに優れた音を聴かせる a7G

 

相性ではヴォーカルやソロには GK05LCR、オーケストラやシンセサイザーには a7G がより良いと感じるが、盤を替えるたびに接続しなおすのは面倒なので、定期的に交換している。

 

 

 

後日追記

 

2024年、メジャグランのホームページに掲載されているフォノイコライザーの機種リストから a7N および a22Na22II のハイグレード仕様機) が消えた。

 

a7G は未だ通常販売になっていない。

 

ハイグレード仕様の部品の入手が難しくなったのだろうか。