ラチェットの修理で思ったこと | ★工具屋てっちゃんの工具ブログ!

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工具は、使いやすさや機能を追求した芸術品!そんな大好きな工具のことから 日々の出来事や感じた事を書いてます!!

今日、1996年製のSNAP-ONのラチェットを修理しました。



17年も使えば、ギアにもガタが来ます。



グリスアップもされていなかったの様で、中は錆も出ています。

先日のブログやっぱり凄い、SNAP-ONでもリペアパーツが進化していると書きましたが、このラチェットのリペアパーツも進化、改良されています。


左が新しいタイプで右が古いタイプ

これ切り替えギアをドライブギアに押し当てるスプリングで、ラチェットに付いていた古いタイプはスプリングとボールが別々ですが、新しいリペアパーツでは一体になっていて、組付けやすくなっています。


また、ドライブギアも見てお分かりの様にギアが細かくなっています。
写真右の古いタイプは20枚ギアなんですが、新しいリペパーツでは30枚ギアになっています。

そんな改良されたリペアパーツに組み替えます。

グリスも入れて

裏蓋を付けて、切り替えレバーをカシメて完成です。

これでまだまだ使えます。
こんな風に17年前のラチェットが復活して使える日本のメーカーはどれだけあるんだろうか?

ラチェットって一番使う工具だし、プレゼントされたり思い出もどの工具よりもあると思います。

工具メーカーさんは会社の利益の為に工具を作っているのか?
工具が好きで作っているのか?

こういうところの真理が大事ですよね。
工具を選ぶ時も、そういうところもちょっと考えて選んでみると更に愛着が湧くのかな~?なんて思いました。