充電インパクトのビットが、よく割れるな~と思ったことがる方へ | ★工具屋てっちゃんの工具ブログ!

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本日2回目のブログです。



昨日、充電インパクトドライバー用のビットの先端の大きさについて、記事を書きました。

その記事は、こちらから・・・



その続きで、今日は、そのビットのトーションに付いて

★工具屋てっちゃんのこれでいいのだ!
昨日紹介したビットです

最近のビットを見ると、真ん中が細くなっています。

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真ん中のアップです。細くなっているのが分かるでしょうか?


この細いところにトーション(ねじれ)がかかって、パワーを吸収するのです。


なぜ?パワーを吸収するかというと、最近の充電工具は、パワーがありすぎて、ビットが壊れちゃうからです。

ビットは、ビスとの磨耗に強くする為、硬く作ってあります、「硬い=もろい」 

その為、パワーがあるインパクトだと、ビットの先端に強い衝撃が掛かり、割れてしまうんですね。


この真ん中が細くなる事でトーションがかかり、ビットの先端へかかる衝撃の負荷が軽減され、ビットの寿命が延びるのです。


その為に、真ん中が細くなっているんです。


特に電池が、18V以上の充電インパクトでネジ締めを行う方は、このトーションタイプのビットを使った方がいいですよ。

14.4Vでも、よくビットが割れる方は、このタイプを使った方がいいですね。


逆に、12V以下の充電インパクトを使う場合は、真ん中が細くなっていない、従来のビットを選んだ方がいいですよ、パワーが落ちてネジが締められなくなってしまう場合がありますから。。。




オマケのお話です。。。


真ん中が細くなっているビットは、落としたりしてふんずけたりすると、曲がりやすくなります。

そして、曲がったビットを使うと、芯がぶれて、キレイに回転しません。


そんな経験のある方には、こんなタイプがオススメです。

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写真右の白色のビットです

真ん中にトーションがかかるようになっているのですが、ただ細くなっているのではなく、

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3箇所がえぐれていて、3枚羽根のようになっていて、衝撃を吸収する仕組みになっています。

これなら、ふんずけても曲がることが無いので、芯ブレが起きにくいです。



ビット1つとってもその形状には、理由があります。

面白いな~、と思うのは僕だけでしょうか?