本日2回目のブログです。
昨日、充電インパクトドライバー用のビットの先端の大きさについて、記事を書きました。
その続きで、今日は、そのビットのトーションに付いて
最近のビットを見ると、真ん中が細くなっています。
この細いところにトーション(ねじれ)がかかって、パワーを吸収するのです。
なぜ?パワーを吸収するかというと、最近の充電工具は、パワーがありすぎて、ビットが壊れちゃうからです。
ビットは、ビスとの磨耗に強くする為、硬く作ってあります、「硬い=もろい」
その為、パワーがあるインパクトだと、ビットの先端に強い衝撃が掛かり、割れてしまうんですね。
この真ん中が細くなる事でトーションがかかり、ビットの先端へかかる衝撃の負荷が軽減され、ビットの寿命が延びるのです。
その為に、真ん中が細くなっているんです。
特に電池が、18V以上の充電インパクトでネジ締めを行う方は、このトーションタイプのビットを使った方がいいですよ。
14.4Vでも、よくビットが割れる方は、このタイプを使った方がいいですね。
逆に、12V以下の充電インパクトを使う場合は、真ん中が細くなっていない、従来のビットを選んだ方がいいですよ、パワーが落ちてネジが締められなくなってしまう場合がありますから。。。
オマケのお話です。。。
真ん中が細くなっているビットは、落としたりしてふんずけたりすると、曲がりやすくなります。
そして、曲がったビットを使うと、芯がぶれて、キレイに回転しません。
そんな経験のある方には、こんなタイプがオススメです。
真ん中にトーションがかかるようになっているのですが、ただ細くなっているのではなく、
3箇所がえぐれていて、3枚羽根のようになっていて、衝撃を吸収する仕組みになっています。
これなら、ふんずけても曲がることが無いので、芯ブレが起きにくいです。
ビット1つとってもその形状には、理由があります。
面白いな~、と思うのは僕だけでしょうか?