ソケットの浅がけは、ソケットの強度を落とします。 | ★工具屋てっちゃんの工具ブログ!

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本日2回目のブログです。



怪我をしないように、工具を壊さないようにするには、工具を正しく使うことです。


今日は、ソケットの強度について数値で説明しますね。


「ソケット」ラチェットに付けてボルトやナットを回す工具ですが、正しく使わないと、強度が落ちて、工具が壊れ怪我をすることがあるのです。


例えば、このようなボルトを回す場合


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ソケットを置くまでキッチリはめましょう!


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こんな感じで奥までキッチリ!


ただ、状況によっては、しょうがなく半がかりになってしまう場合もあるかもしれません。

でも、奥までキッチリはめて下さい。

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この様に、ボルトにソケットが半がかりになったとしましょう。いわゆる浅がけです。

この隙間が1mmだとすると、ソケットの強度は、なんと約3割も落ちてしまうんです。


先日、メーカーさんの試験結果を教えて頂きました。(京都のメーカー)


試験は、12mmのソケットで6角のかかりが6mmの場合、

この6mmがちゃんとかかっていた場合を100%とします。


この6角のかかりが

5mmになると69.6%

4mmになると55.4%

3mmになると45.7%


これだけソケットの強度が落ちてしまうんです。



このように、ソケットの浅がけは、ソケットの破損に繋がりますし、破損ですめばいいですが、怪我をする可能性もありますので、注意して下さいね。