『Winny』を観た。

 

 

最近、東出昌大さんのYouTubeチャンネルをよく観ていて、その流れで鑑賞。

 

同作は、ファイル共有ソフト「Winny」の開発者・金子勇氏の真の姿を描いた作品。

当時、おどろおどろしい報道ばかり目にしていて、金子氏を勝手に冷血漢と勘違いしていたが、とんでもない。

プログラミングの天才ではあったが、生き方は不器用で、でも周りの人を笑顔にする愛情にあふれた人だったようだ。

そして、そういう人物を演じるのを、東出さんは得意なような気がする。

(映画「聖の青春」で羽生善治さん役を演じたときとにおいが似ていた)

 

映画では、金子氏が無罪を勝ち取るまでの歩みが描かれている一方、同時期に発覚した警察の裏金問題についても触れている。両事件はたまたま同じ時期に起きたことなのか、それとも何かしら関係があったのか。

 

報道の陰に隠れていた真の姿が垣間見えて、むしろ余計にざわざわする映画だった。怖いね。他人事じゃないよ、きっと。