『オノマトペの謎 ピカチュウからモフモフまで』(窪薗晴夫/編)を読了。

 

 

「言葉」という時代で自在に姿が変わる生きものを相手にした内容なので、面白かったが難しかった。

正直、どのようにしてオノマトペが生まれるのかわからない。

温度や手触りなどを「音」で表現しているから、「言葉」として捉えるよりも「音楽」として見たほうがいいのかもしれない。同著にも、「語の持つ音」という視点から解いているものもあったし。

 

ちなみに「モフモフ」は、今主流となっている動物に対する使用は2003年ごろから始まったらしい。それ以前はパンの食感を表す言葉として主に使われていたようだ。

そこでふと思った。人々のパンに対する嗜好が変わって、「モフモフ」は動物の毛並みを表現するオノマトペになったのではないかと。

 

そこで思い浮かんだのが、ミスタードーナツの「ポンデリング」だ。

ポンデリングの登場により、パン系の食べものは「モフモフ」もしくは「フワフワ」の食感から、「モチモチ」を好む人が増えたように思う。

そこで、ポンデリングが誕生した時期を調べたら、2003年1月とのこと。

 

なんだか、無関係には思えない。