小学生のとき、わたしを夢中にさせたもの。
それが「杉山清貴&オメガトライブ」。
きっかけは、バンド史上もっともヒットした「ふたりの夏物語」だった。
ラジオから流れてきた、さわやかで都会的なサウンドに、田んぼに囲まれて暮らすわたしはとりこになった。
夢中になると狂ったようになるのは当時も同じで、小学生の子どものどこにそんなお金があったのか、いま思うと不思議でならないが、一気にアルバムを買い集めた。
杉山清貴&オメガトライブがデビューしてから「ふたりの夏物語」リリース時までアルバム4枚、ベスト盤2枚が出ている。これらを半年くらいでそろえた。
(このほかに、最後のアルバム「FIRST FINALE」を加えると全5枚)
親に「飽きないの?」と呆れられるほど、毎日聴いていた。
期間としては、小学6年から高校2年までの約5年間。一日平均2~3時間。
おかげで、50歳になった今でも全曲歌える。長期間にわたる反復練習のすごさを思い知った。
こんなにも熱中するほど好きだったのだが、コンサートには一度も行ったことがない。
活動期間は約3年。ファンになった年に解散してしまったからだ。
その後、再集結してライブを行なうという情報は目にしていたが、何となく逃していた。
そして先日、このようなニュースを目にした。
「来春」というのは、「2024年春」のことね。
1985年に行なわれた解散コンサートを思わせるタイトル。
記事にもあるように、これが最後のコンサートになるかもしれない。
この機会を逃したら、もうオリジナルメンバーでの演奏は聴けないのかな…と思ったら、チケット抽選にエントリーしていた。
約40年を経て、杉山清貴&オメガトライブ 初めてのコンサート。
感慨深い。泣いちゃうかも。
それにしてもメンバーの皆さん、いつからこんなに濃くなったのだろう。
昔はもっと、ハワイの夏のようにさわやかだったのに(って、ハワイに一度も行ったことないけど)。
ハワイというより、タヒチって感じかな。知らんけど。
どうか抽選に当たりますように。