『センス・オブ・ワンダー』(レイチェル・カーソン/著、上遠恵子/訳)を読了。
自然とは、目に見えないものなんだと思う。
だから、向き合うには知識ではなく感性が必要だ。
たぶんそれは、人と向き合うことに似ている。
読んでいて、そんなことを感じた。
レイチェル・カーソンの代表作といえば「沈黙の春」だ。
農薬DDTの危険性を説き、世界的な使用禁止運動のきっかけとなった。
「沈黙の春」の中でも、自然の音についての一文が書かれていたと思う。
DDTによってその音がなくなることを憂いていた。
言葉から情景が浮かんでくる訳も素晴らしい。