『サロメ』(オスカー・ワイルド/著、福田恆存/訳)を読了。

 

 

踊りの褒美に望んだのは、自分に振り向かなかった好きな男の生首。

恐ろしいけど、カッコいい。

 

サロメを読んで思い出したのは、何という題名だったか忘れたが、これもまた悲しい女の恋物語で、宴の席で一目惚れした男に触れたくて、夜な夜な、男にそっくりな木彫り人形を彫り続けたという話。この物語もサロメ同様、月が象徴的で、月明かりに照らされながら人形を彫る女の姿が、とても不気味だったと記憶している。

あれは何の本だったかな。また読みたくなった。