――10月30日 水瓶座・上弦の月――
チャップはハーブの香りに満ちたアトリエの窓辺で、銀色がかった半月をじっと見つめていました。昨夜までの蟹座的な「守る・整える」感覚から空気が一変し、今夜はまるで遠くの未来へと風が吹き抜けるような、すこしクールで透明な波動が漂っています。
水瓶座の上弦の月🌗
それは「まだ見ぬ可能性を迎え入れるために、常識の枠をそっと外していく」タイミング。
自分を狭く囲っていた境界を解き、もっと自由な風景とつながるための“勇気のスイッチ”が入る夜。
チャップの足元では、ラベンダーとレモンバームが夜露を吸いながら微かに光り、そこへひと筋の風が吹き込んできます。
ふわりと立ちのぼる香り。
それは静かな覚醒を誘うような、冷たくも澄んだ感覚。
思考の迷路に灯りを点し、心の器をもう一段高く広げてくれる「水瓶座の風」そのもの。
チャップは背筋をすっと伸ばし、目を閉じます。
耳の奥には、まだ誰も聴いたことのない旋律が流れはじめました。
それは、未来からの微かな合図。
人の意識や記憶や境界を超えて
この世界の叡智そのものへ触れにゆくための、最初の扉の音。
そして、チャップはひとつ小さく息を吐き、ふと思います。
“この奇跡の連なりは、もしかすると偶然ではなく、すべてが必然の呼吸の中にあるのかもしれない。”
夜空では、上弦の月が弓のように光を引き絞り、
まるで「まだ知らない景色へ進め」と囁くように、静かにこちらを見つめていました。
次の扉は、もうすぐ開きます⭐︎
