子供3人が死亡した北海道苫小牧市見山町のアパート火災で、火元とみられる居間のこたつの上に、たばこの吸い殻が残ったままの灰皿が置かれていたことが、苫小牧署への取材で分かった。この部屋に住む無職、渡辺義治さん(71)は「灰皿には吸い殻が数本あった」と同署に話しているという。道警は、たばこの火の不始末の可能性について、渡辺さんらから前日の喫煙の状況などの詳しい説明を聴いている。

 同署によると、渡辺さんと妻の美江子さん(68)には喫煙の習慣があり、普段は陶器製の灰皿をこたつの天板の上に置いていた。15日の実況見分でも、灰皿とみられる陶器片が付近から見つかっている。ただし夫妻は「前日の午後6時以降は吸っていない」と話しており、翌朝午前5時過ぎの出火までは11時間以上の開きがあるため、関連について慎重に調べている。

 また玄関や窓は施錠され、ライターは寝室のベッド付近から見つかっているため、放火や子供の火遊びの可能性は低いとみられる。

 一方、3人の死因は司法解剖の結果、いずれも焼死と判明した。行方不明になっている渡辺さんの孫の▽白石理紗ちゃん(6)▽江美梨ちゃん(4)▽拓斗ちゃん(2)の3人とみて、DNA鑑定などで身元確認を進める。【斎藤誠、金子淳】

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