地球上の多くの生物は、
異なる種と協調しながら生きています。
このように、異なる種が助け合いながら
一緒に生活することを、
「相利共生(そうりきょうせい)」と呼びますが、
我々人間にとっても利益をもたらしてくれる種が
多く存在します。
例えば、ハチなどの昆虫類です。
ハチは蜜を集めるだけでなく、
花粉を運んで植物の生殖にも大きく関わっています。
いちご農園やトマト農園でも、
ビニールハウス内で受粉のために
ハチを放しているところも多くありますね。
また、多くの植物と共生関係を保っていることから、
ハチがいなくなると多くの植物が絶滅し、
結果的に人間も滅びることにつながります。
ハチを見ると、刺される恐怖から
害虫と思ってしまいがちですが、
決してそうではないことが分かると思います。
昆虫が人間の存在に欠かせない役割を
担っていることを自覚し、
その存在を喜びたいものですね。
生態系を保つ昆虫にも感謝しましょう。