日本や中国などでは、多くの竹林を有します。
竹は数十年、土の中で根をはりめぐらしますが、
いったん土から頭を覗かせると、
かなりの短い期間に成長していきます。
通常の樹木が20メートルに達するのが、
30年から40年かかるのに対し、
竹は2〜3ヶ月でその高さに達します。
竹は高く伸びるために「節」を持ちます。
もし、竹に節がなかったら、
風が吹いてきた時は簡単に折れてしまうでしょう。
しかし、節があるため、
頑丈で、しなやかで、
多少の嵐が来ても折れることはありません。
人間もまた苦節を乗り越えることによって、
精神的に鍛えられ、器が大きくなります。
この苦難や困難が、竹でいう「節」になります。
人間も、しっかり節を持っていれば、
高く、しなやかに成長していきます。
用意周到、準備万端に整えて、
どんな困難にもひるむことなく、
文字通り”破竹の勢い”で
成幸を目指していきたいものです。
準備万端に整えましょう。