準備は大切か?② | トニーの成幸ブログ

前回の学びでは、十分な準備など不要
という話をしました。


しかし、事前にしっかりと
準備しなければならないものもあります。


それは、あなたの「目指す方向」と、
その「意義」を明確にすることです。


ただ「いいなぁ」だけで始めても
絶対に上手くいきません。


だいたいその程度であるなら、
高い熱量(情熱)も覚悟も持てません。


今やりたいと思っていることの
「何のために?」と、
「その先にはどんなゴールがあるのか?」
が明確でなければいけません。


その事前準備が整って、
はじめて成功へのスタートラインに
立てるのです。


そして、あなたのやりたいことの、
その先のゴールが「道具を得る」
ことで終わってしまってはいけません。


たとえば一つの例として、
「お金」は道具になるので
それを得ることがゴールには
なり得ないのです。


道具は、何かを実現するための
手段でしかありませんし、
道具を得ることが最終目的だとした場合、
あなたの本当に実現したいことの
本質が見えてきません。


ひとつの例として、
何か好きなものを収集している人は、
その収集物が日本屈指の数に達すると
逆に空虚感に苛まれるといいます。


そして、悩んだ末に博物館を建てて、
多くの人に喜んでもらうことで、
自己満足を超えた充実感に得ようと考え、
最終的に幸福感に変わっていきます。


もし、最初から「博物館を建てる」という
壮大なゴールを持っていれば、
収集する過程で自己満足だけでなく、
幸福感と達成感を併せ持ち、
目的を持った収集活動が出来るでしょう。


この壮大なゴールの場合、
道具となるのは「お金」であり、
「収集物」です。


そして、博物館が実現することにより、
多くの人に夢と幸福感を与え、
お客様の笑顔と感謝の言葉で、
あなた自身も幸福感を得るのです。


これは一つの例であり、
何にでも道具とゴールが存在するのです。


飲食店を始めたい人にしてみれば、
お店を持つことは道具であり、
多くのお客様に「美味しい」と
笑顔で感謝されることこそゴールなのです。


ゴールが明確になっている飲食店経営者は、
自分のやろうとしていることの
本質が見えているので、
結果的に繁盛し、
売上も伸びて長続きするわけです。


くれぐれも自己満足で終わるような
夢や願望を持つのではなく、

事前に「目指す方向」と、
その「意義」を明確にすることを
忘れないでくださいね。