日本人アルピニストに学ぶ | トニーの成幸ブログ

今日は日本を代表するアルピニストの

人生を紹介しましょう。

 

*   *   *

 

男は日本人の母親とエジプト人の父親の下

米国ボストンで生まれる。

 

 

父親の仕事の関係で、世界中を転々として

4歳の時にはじめて日本で住むことになる。

 

 

幼稚園に入園するも、日本語が全く話せず、

孤立と共にイジメの対象となった。

 

 

そんな生活で次第にグレていき、

小学生の高学年では札付きの不良となる。

 

 

空気銃で猫や鳩を殺し、

自動車のタイヤをパンクさせたり

傷つけたりと、

問題行動を繰り返していた。

 

 

中学生になると

カメラに興味を持つようになり、

はじめて将来写真家になることを夢見る。

 

 

高校に入ると気性の荒い性格から

学校の先輩を殴り、

一ヶ月の停学処分を受ける。

 

 

その停学中の一人旅で、

植村直己の著書を読み、

人生観が大きく変わる。

 

 

高校卒業後、自衛隊に入るつもりだったが、

植村直己に憧れ、亜細亜大学へ入学。

 

 

入学と同時にすぐさま登山部に入部。

 

 

入部直後から、

世界の名立たる山々に挑み、

各地で最年少登頂記録を樹立する。

 

 

大学に8年間在籍して登山を続け、

25歳の卒業前に世界最高峰エベレストに、

3度目の挑戦で登頂に成功する。

 

当時の七大陸最高峰の

世界最年少登頂記録を更新した。

 

 

男の名前は野口健。

日本を代表するアルピニストだ。

 

 

その後、彼は環境保護の観点から

清掃活動を開始し、

日本の富士山やエベレストに登って

登山道の清掃活動を続けていたが、

ある日、登山への情熱が薄れている

自分に気がつく。

 

 

そんな悩みを抱えている時に、

自分の子供の頃の夢を思い出す。

 

 

写真家になりたい。

 

 

そこで、登山道清掃を兼ねて

写真撮影を目的とした登山をすることで、

苦しいながらも楽しかった山登りに

再び情熱が蘇った。

 

 

現在は、登山の喜びと、

写真を撮る喜びを感じながら、

再び世界の最高峰へ挑んでいる。

 

 

さらに遭難死したシェルパ族の

子どもたちへの教育支援「シェルパ基金」

を設立し、支援活躍し続けている。

 

どんな人間も可能性を秘めています。

 

たとえ子供の頃、

誰もが見放すような悪ガキでも

世界の人達から尊敬されるような人間に

なれるのです。

 

 

また、誰にでも子供の頃、

好きで夢中になったことがあったはず。

 

 

そんな夢は、大人になるに連れて

忘れてしまいがちですが、

10歳を過ぎた中学生の頃に

思い描いた夢こそ、

晩年、人生のゴールに結びつくことが

多々あるのです。

 

 

あなたにとって、中学生の頃に

夢中になったことって何ですか?

 

 

一度、自分の少年時代を

振り返ってみてくださいね。

 

 

良い週末をお過ごしください。