マスターズに日本人で初めて頂点に立った男、松山英樹に学ぶ | トニーの成幸ブログ

今回は、先日ゴルフの最高峰である

マスターズで優勝した松山英樹から

成功の法則を学んでいきましょう。


まず、彼が優勝したマスターズとは、

プロゴルファーになった人が

一度は夢見る最高の舞台であり、


ゴルフをする人であれば誰でも憧れる、

世界一美しく、そして世界一難しい

オーガスタ・インターナショナル

ゴルフコースで年に一回開催されます。


一般の人は大金を払っても

プレイ出来ない超名門ゴルフクラブで、

あの孫正義氏があらゆる人脈を使っても

プレイすることが許されなかったと聞きます。


そんな最高の舞台で、

日本人が85年の歴史の中で

初めて優勝を果たしたのですから、

日本国内のみならず、

世界中が驚いたわけです。


翌日のスポーツ各紙は勿論のこと、

一般紙の読売新聞や朝日新聞ですら、

一面トップの大きな写真入りで

報じたわけですから、

そのインパクトの大きさが分かります。


松山英樹はなぜそんな大偉業を

成し遂げられたのか?


そこにはいくつもの成功法則が

見えてきます。


1つ目に、彼はプロになってはじめて

技術面とメンタル面のコーチを付けて

今大会に臨んだことが挙げられます。


これは、スポーツのみならず、

ビジネスにしても何にしても、

何かを成し遂げたい時には、

専門知識を持った人のサポート無しでは

難しいということです。


それは、成功に必要ないくつもの要素を

一人の人間が全て網羅することが

困難であることと、

自分が抱える問題は、

自分自身ではよく見えない事を意味します。


一人で夢の実現は難しい。


だから、コーチやメンターがいることが

重要なのです。


2つ目に、

「しっかりゴールイメージを描ける」こと。


彼はホールアウト後、

大会オフィシャルインタビューにて

最終日の黄色のウエアと

紺のパンツルックについて聞かれた時、

「グリージャケットに合うコーディネート

を意識した」と答えたのです。


これは彼が試合前から、

しっかり優勝するイメージが

出来ていたことを意味します。


事実、大会初日をむかえて、

キャディをはじめとするチームの仲間に

「今回は勝てるような気がする」

と力強く宣言していたそうです。


ゴールの達成イメージを明確に持つことで

自信に変えていったのですね。


3つ目に、何の困難も無く

成功を手に入れることなどなく、

必ず試練が訪れることを覚悟していた

ことが挙げられます。


最終日の残り3ホールで痛恨の池ポチャで、

絶対絶命のピンチになりましたが、

こんな困難も必然的な出来事と

捉えていたため、

冷静に対応出来たのでしょう。


4つ目は、「ノミのジャンプ」からの脱却。


彼は、日本のメディアからの

優勝インタビューで、

こんなコメントをしていました。


「僕が勝ったことによって、

日本人が変わって来るのではないか」


日本人がマスターズに招待されてから

今年で85年。


過去のチャレンジャーが、

「日本人は勝てない」という

呪縛があったから、

勝つことが無かったといえます。


以前、陸上の100m短距離走で

「10秒の壁は破れない」

と、長年言われ続けていた時に、

米国のジム・ハインズが

人類初の9秒台を出したことで、

その直後から何人もの選手が

9秒台を出したことがありました。


潜在意識のブロックが外れることにより、

次々と9秒台を出す選手が

現れたのでしょう。


これからもマスターズで

勝つ日本人が出て来るでしょうね。


皆さんも「無理だ」「ダメだ」という

固定概念に縛られることなく、

心のブレーキを外し、

自分の夢の実現に向けて

チャレンジし続けて下さい。


最後に、松山が優勝パットを決めた瞬間、

実況をしていたTBSの小笠原アナウンサーが

感極まって55秒間も沈黙。


11回のマスターズ出場経験を持つ、

解説の中嶋常幸プロも、すすり泣きながら、

言葉を絞り出すように発した

「ありがとう」の一言が印象的でした。


「ありがとう」は本当に魔法の言葉ですね。


皆さんも良い週末をお過ごしください。