アーチェリーというスポーツがありますよね。
オリンピック種目にも入っています。
アーチェリーだけでなく弓道もそうですが、
下手な人が的を狙うと、狙う矢の先がぶれて的が遠ざかり、
小さくなっていくような錯覚に陥るそうです。
ところが、修練を重ねた達人になると、
矢を的に向けた途端に的の方から近づいてきて、
矢にくっついたように大きく感じられるとの事。
さらに、精神と技の錬磨が進むと、
右手で矢を持った瞬間、既に矢が的に当たっているという、
百発百中の境地があるといいいます。
凄いですね。
的を狙わず、執着を一掃するという教え。
我々の日頃の生活や、
仕事でも同じことがいえます。
結果を求めるあまり執着が過ぎると、
頑張りや我慢が度を越し、
実力を発揮できないばかりか、
大失敗の可能性を招きかねません。
失敗そのものはよいのですが、
取り返しのつかない大失敗は避けたいですね。
執着を捨てて、極めることが出来れば、
成幸の道(ゴール)もしっかり見えてきますよ。