知っている(つもり?) | トニーの成幸ブログ

「むかしむかし、あるところに、

おじいさんとおばあさんが住んでいました。

 

おじいさんは山へしばかりに、

おばあさんは川へ洗濯に行きました」

 

これは、誰でも知っている昔話、

『桃太郎』の一節ですね。

 

子供の頃から、

「なぜ、おじいさんは

芝刈りのため山に行くのだろう?」

という疑問を持っていました。

 

普通、芝刈りは、山ではなく、

野原や庭だろうと。

 

ある時、モノ知りの友人に聞いたところ

とんでもない勘違いをしていたことに

気づきました。

 

「しばかり」とは、「芝刈り」ではなく、

「紫刈り」が正しいそうです。

 

「柴(しば)」とは、

山林に自生する小さな雑木で、

 

「柴刈り」とは、柴を薪にするために、

その枝を切ったり集めたりすることだったのです。

 

人間、分かっているつもりでも、

そうでないことや、自分の思い込みから

誤解していることが結構あるものです。

 

知っているつもりはいけませんね。

 

疑問を持った時は、

勝手な解釈をせずに

検証することが肝要です。