コンマリに学ぶ | トニーの成幸ブログ

ある女性は、兄と妹を持つ
二番目の子供として
この世に生を受ける。

 

父はサラリーマンで
母は専業主婦という
平凡な家庭で育つ。

 

母は専業主婦として、
好んで料理本や生活雑貨の本を
読んでいたこともあり、
幼少期から主婦本に興味を持った。

 

母が誇りを持って
専業主婦をしている姿を見て、
小学生の時には
整理整頓係を務めるなど、
幼い頃から家事や片づけや
整理整頓に関心を持つ。

 

中学3年生の時に『「捨てる!」技術』
という本を読み、衝撃を受ける。

 

その本には、“物を手放す”ことの
重要性が書かれていた。

 

この本に大きな影響を受け、
本格的に片づけの研究を開始する。

 

「これまでずっと片づけを頑張ってきたけれど、

そもそも自分が持つ物について考えないといけないんだ」と気づく。

 

最初は、『片づけ=捨てること』
だと考えていたが、
大事なのは捨てることではなく、
残すものを選ぶこと、
好きなものを選ぶことだと悟った。

 

そこで生まれたのが、
「ときめく物を選ぶ」という発想。

 

大学生になると、
友人の部屋に遊びに行くたびに
趣味で片付けをするようになった。

 

すると、学校内でその噂が広まり、
「彼女が家に遊びに来ると、
部屋がめちゃくちゃキレイに
なるらしいよ」と噂になる。

 

そして、いつしかお金を払うので
是非片付けをして欲しいとの
メールが舞い込むように。

 

アルバイトとして
片付け代行を行うようになるが、
とても手が回らず、
片付け講習会を開くようになる。

 

それでも、全国各地から
依頼が増えたため、
対応出来なくなり、本を書くことに。

 

すると、彼女の本は瞬く間に
ベストセラーとなり、
世界で累計800万部の大ヒットを
巻き起こした。

 

2015年には米『TIME』誌にて、
「世界で最も影響力のある100人」
にも選ばれる。

 

彼女の名前は、「こんまり」こと、
近藤麻理恵。

 

片付けコンサルタントだ。

 

彼女の本を読んだり、
セミナーを受講した人の中には、
片付け以外の“気付き”を
得られた人も多い。

 

本当にやりたいことが見つかって、
勤めていた会社を辞めて
起業した人もいた。

 

逆に、それまで自分の仕事が
あまり好きではなかった人が、
自分のときめきがわかるようになり、
今の仕事が好きだったと悟り、
働く時間を見直したという人もいた。

 

本当に自分がやりたいことは何なのか、
では自分はどうしたらいいのか、
という方向性がクリアになることで、
そこに自分の時間とエネルギーを思いっきり注げる。

 

だから人生までも輝きだす。


それが、片づけのすごい効果だと語る。

 

また、彼女が片付けを「趣味」から、
「アルバイト」、そして
「コンサルタント」→「出版」
→「世界進出」へと展開出来たのは、
結婚した夫(大学時代の同級生)の
サポート(助言)によるものが大きい。

 

現在、彼女は二児の母として、
家族で生活拠点をアメリカに移し、
世界に向けて発信し続けている。

 

「こんな特技はビジネスにはならない」

そんな発想は、今日限り捨てて下さい。

 

職業としてあり得ないと
考えられていたことも、
人が出来ないことや人が喜んでくれる
ことには必ずビジネスチャンス
があるのです。

 

あなたには志を持って
取り組んできたことはありますか?

 

それは、他人が喜んでくれることですか?

 

ぜひ週末に考えてみて下さいね。

 

良い週末を!