ある女性はアメリカの比較的裕福な
家庭に生まれる。
父親が弁護士であったため、
彼女も父のような弁護士になる
ことを夢見た。
しかし、試験に落ちて断念。
その後、エンターテイメントに
興味があったため、
ディズニーワールドのグーフィ役
にも応募。
しかし、背が低すぎるという理由で
チップ役になる事に。
また、それと同時に
売れっ子コメディアンを目指したが、
これもうまくいかず諦めた。
若い頃は挫折し続け、
結局ファックス機を訪問販売する
会社に就職。
そこで７年間働くこととなる。
ある日、彼女はパーティに履いていく
新品の白いスラックスの下に、
ストッキングの足部分を
はさみで切って履いて行った。
咄嗟の行動だったが、
こんな商品が欲しい女性は
他にもたくさんいると確信。
手元にあった5000ドル(約55万円)で
起業を試みた。
しかし、製造を引き受けてくれる
会社が見つからない。
どの工場を訪ねても門前払い。
それでも諦めず、一度断られた工場が
根負けして製造を引き受けてくれた。
製品は出来上がったが、
肝心の営業が上手くいかない。
電話帳から商品を置いてくれそうな店
へ片っ端から電話をかけ、
興味を示した店には出向いて交渉。
少しずつ、
販売してくれるお店は増えたが、
自己資金の5000ドルは底をつき、
借金でこれ以上続けられない
状況まで追い込まれる。
そんな崖っぷちに、
チャンスの女神が微笑んだ。
有名司会者のトークショー番組で
彼女の補正効果付きレギンスが
紹介される。
これを機に、一気に人気となる。
さらに、ナタリー・ポートマンなど
ハリウッドの一流セレブ女優が
使用するようになり、
爆発的な人気を博した。
なけなしの5000ドルが
売上400万ドルを超え、
世界で最も影響力のある女性１００人
のうちの１人にも選ばれた。
彼女の名前は、サラ・ブレイクリー。
体型補正効果抜群のレギンス、
『Spanx（スパンクス）』の生みの親。
現在では、世界で50ヶ国以上で
販売される、女性に人気の
アパレルメーカーにまで成長した。
彼女の成功の秘訣は、
失敗しても何度も立ち上がる
強い意志と優れた営業能力であろう。
この成功の陰には、
彼女の父親の教育が
大きく影響したようです。
よく食卓で、親が子に
「今日は、楽しかった？」
「どんなことがあったんだい？」
のような話をよく見かけると思います。
ドラマとかでも
見たことのある風景だと思いますが、
彼女の父は少し違う言葉を選んで
会話をしていたという。
それが、
「今日は、どんな失敗をしたんだい？」
と聞いた。
すると娘は
「今日は、○○に失敗したんだ」
といい、
父は
「○○に挑戦したんだね、偉いね！」
と褒めたといいます。
父は、娘が失敗したことを「挑戦」と
とらえ、褒めたのです。
このような教育により、
彼女のマインドが形成され、
ビジネスにつながったのではないか
と思います。
失敗とは挑戦の証。
挑戦無くして、
成功はありえないのですから
やはり成功するためには
失敗は不可欠。
「失敗したらどうしよう・・・」
なんていうマインドが
働いているようでは、
成幸なんて程遠いですよ。
勇気を持ってチャレンジしましょう！
良い週末をお過ごし下さいね。