道が開ける | トニーの成幸ブログ

お釈迦様の教えには、現代でも通づる大切な教えが多くあります。

 

昔、お釈迦様の弟子に、チューラバンタカという人がおりました。

 

物覚えが悪く、自信を無くした彼は、

お釈迦様にこう告げました。

 

「私は愚か者で、みんなの邪魔になるので、修行を止めて出ていきます」

 

するとお釈迦様はこう諭しました。

 

「自分が愚かだと気付いている人は愚かではない。

賢いと思いあがっている人が愚かなのだよ」

 

そして掃除好きだった彼に、徹底的に掃除することを教えました。

 

その後、彼は何年も何年も箒をもってひたすら掃除を行いました。

 

すると、周りの弟子たちが一つのことに

打ち込む姿に尊敬の念を持つようになったのです。

 

彼も「塵や垢とは、執着の心なのだ」と、

悟りを開くに至ったのでした。

 

この話は、当たり前のことや小さなことでも、

一つのことを徹底的に、ひたむきに続けることで

道が開けることを教えてくれます。

 

目標を掲げても、なかなか行動に移せない人は

まずは小さな一歩を踏み出し、

それを継続してみてはどうでしょうか。

 

そんな小さな一歩が「道が開ける」ことにも繋がるのです。