聞く耳を持ちましょう | トニーの成幸ブログ

「古(いにしえ)より、

君臣共に己を足れりとする世に、

治功の上がりたるはあらず、

自分を足れりとせざるより、

下々の言も聴き入るるもの也。

 

己を足れりとすれば、

人己の非を言えば忽ち怒るゆえ、

賢人君主は之を助けぬなり」

 

これは西郷隆盛の遺訓ですが、

「自分はまだ足りないところがある」

と考えていればこそ、

周りのいう事も素直に聞き入れられるもの、

と説かれています。

 

さらに、

「自分が完全だと思っている時、

人が自分の欠点を正すと、

すぐに怒るから、

賢人や君主というような立派な人は、

おごり高ぶっている者に対しては

決して味方をしないものである」

ということを教えてくれます。

 

まずは相手の話を聞くことから始めましょう。

 

聞く耳を持てば、意見を述べた相手も

<しっかり聞いてくれている>という思いから、

さらに良いコミュニケ―ションに繋がるでしょう。

 

相手の話は最後まで聞きましょうね。