一流と器の関係 | トニーの成幸ブログ

「君たち、漫画から漫画の勉強を

するのは止めなさい。

一流の映画を見ろ、一流の音楽を聞け、

一流の芝居を見ろ、一流の本を読め。

そして、それから自分の世界を作れ。」

 

これは「漫画の神様」と呼ばれた

手塚治虫氏が、

トキワ荘に住んでいた時、

同じアパートで漫画家として

活動していた後輩の

藤子不二雄、石ノ森章太郎や

赤塚不二夫に言った言葉です。

 

もし手塚氏からこのような教えを

授かっていなければ、

彼らはきっと漫画界で歴史を残す

人物にはなっていなかったでしょう。

 

手塚治虫が進言した言葉には、

いくつもの成功するための

教えが含まれています。

 

まず、自分の知っている

漫画の世界だけに浸っていては、

自分の“器”も大きくはならない

ということ。

 

漫画を描くことは手段であって、

その内容が大切です。

 

そのためには、様々な世界を観て、

経験する事で、奥深い漫画が書け、

読む側が面白いと感じてくれる。

 

手塚治虫が描く漫画は、

子供の頃に昆虫や動物が好きで

人一倍観察したことが

「ジャングル大帝レオ」を生み、

 

そして自身が医者の免許を持っている

ほど医学に詳しかったから

「ブラックジャック」という大作が

生まれています。

 

そしてもう一つの教えは、

「一流」に触れることにより、

本当に良いものが見えてくるばかりか、

質の高い仕事ができ、

自分自身も一流に近づけるということ。

 

人間は周りの環境に

影響を受けやすいのです。

 

だから一流品に触れ、

一流の人達と付き合うことで

自らの意識も一流に近づくことになる。

 

手塚治虫の漫画が

一流と認められることで、

藤子不二雄や赤塚不二夫も

自分の漫画がそのスタンダードに

合ってきたということですね。

 

私は常々、

理想の人生を歩んでいる

と思う人を師と仰ぎ、

そして少しでもお近づきになりなさい

と申しておりますが、そうすることで

同じ波動で成長していけるからです。

 

「大空を飛び回りたかったら

七面鳥と付き合っていてはいけない。

鷹や鷲と付き合いなさい」

 

一流に触れ、

そして自分の「器」を大きくして下さい。