”アスファルト”というと思う浮かぶのは何でしょう?
ほとんどの人が、道路と答えるはずです。
むしろ、その他の用途を探す方が難しいですね。
アスファルトの歴史を調べると、
その歴史は古く、縄文時代までさかのぼります。
元々、矢じりや壊れた土偶などの
接着剤として使われていました。
また、古代エジプトではミイラの防腐剤として
使われていました。
アスファルトは別名、土瀝青(どれきせい)と呼ばれ、
防水材、防腐材、接着剤だったのですね。
これが、19世紀に入り、スイスで初めて
路面の舗装に使えると判明してから、
活躍の場を変えて、世界中の道路に使用される
ようになってきました。
いつも目にしている物や、
何気に使っている物の歴史を辿ってみると、
意外な事実や驚きの発見があるものです。
そんな、「物の生い立ち」を調べると、
不思議に愛着がわき、何気に使っていた物が
大事な物に変わってくることに気が付くでしょう。
我々は生きていく上で、
物との関りから離れることはできません。
時には、身近な物の歴史を
調べてみるのもいいですね。