最後まで気を緩めない | トニーの成幸ブログ

人間、成功してしまうと

気が緩んでしまいがちです。

 

自分らしい成幸を目指して、

日々集中しながら努力している時は

緊張感を持続しているからよいのですが、

一旦成功してしまうと、

どうしても気が緩みがち。

 

剣道など武道の世界には、「残心」という

言葉があります。

 

これは、技を決めた後でも、

少しも油断せずに、

いかなる変化にも直ちに応じられるよう、

緊張感を持続する心構えのことです。

 

茶道の心構えでは、

「茶道具から手を放す時は、

愛しい人と別れる時のような余韻を持たせよ」と、

美しい所作を通して「残心」が説かれます。

 

また茶道では、

おもてなしをした相手が退出した後に

急いで道具を片付け始めたりせず、

お客様が見えなくなるまで、

ずっと見送るのが茶道の心構えだ

といいます。

 

武道も茶道も仕事も人生も

みな同じですね。

 

一仕事終えて、やれやれと気を緩め過ぎるのではなく、

完全に終わるまで緊張感を持続させることが大切です。

 

人生においても、

気を緩めすぎないことが「残心」なのですね。