皆さんの中では、組織や団体で仕事をしている人も多いでしょう。
よく、集団の中では努力の量が低下するといわれます。
この現象を、「リンゲルマン効果(社会的手抜き)」と呼ばれていますが、
フランスの農学者、リンゲルマンは、綱引きで一人で引っ張る力を
100%だとすると、5人では70%、8人では49%と、
一人当たりの力の量が低下するという実験結果を明らかにしました。
この結果をもとに、どのようにすれば
各自パフォーマンスの低下を招かずに、
100%の力を発揮できるかといいますと、
その方法の一つに、”役割の明確化”ということがあります。
正月の箱根駅伝に代表されるように、
各区間を走る選手には役割があります。
自分の役割は何かを自覚している選手が多いほど
チームとして良い結果が出せるものです。
そしてすべての選手に共通している役割は、
「襷をつなぐこと」です。
これは仕事についても同じことが言えます。
自分の役割は何かを自覚し、
次の人に襷を渡すまで、その役割に徹することで
最大のパフォーマンスは発揮されるでしょう。
自分の役割とは何なのか?
時には再確認してみるといいですね。