私の知っている成幸者でこんな苦労した人生を歩んできた方がいらっしゃいます。
彼は、生まれた時から父親がいませんでした。
母一人子一人の、とても貧しい家庭に育った。
母が再婚して、二人の妹ができますが、
彼が小学校に上がるときに、母親も蒸発して行方不明になってしまったとのこと。
その後、義理の父親も蒸発し、残された兄弟3人で生活をし続けた。
周囲の大人は、孤児院に入ることを勧めたそうですが、
兄弟が離れ離れになることを拒んだ彼は、
工事現場で働きながら、二人の妹を必死で養ったそうです。
彼はのちに、四十数年ぶりに蒸発した母親に再会したそうですが、
苦労した過去のすべてを水に流し、
自分を生んでくれたことに感謝して親孝行を続けている。
彼はこう語っています。
「捨ててくれた両親がいたから自分も強くなれた。
守らなければならない妹たちがいたから、道を外れることなく、ここまでこられた。
本当に自分の人生に感謝だよ」
モノの見方、捉え方によって、人生は大きく変わります。
たとえどのような環境にあったとしても、物事をプラスに捉え、
マイナスをプラスに転換できる好転思考を養いたいものですね。
憎しみから幸せは絶対に生まれない事、忘れないでください。