ルー・ゲーリックに学ぶ | トニーの成幸ブログ

男はドイツ系移民の両親のもと、

ニューヨークで生まれる。

 

父親は精神疾患を患っていたため、

母親が生計を立てた。

 

男は子供の頃から野球が大好きであったが、

母親は野球で成功するとは思えず、

叔父と同じ建築家を目指して欲しいと

願っていた。

 

高校時代は野球で活躍するも、

その後進学した大学では野球部で試合に出ることすら叶わず、途中でアメリカンフットボール部へ移り、フルバックとして活躍。

 

しかし、母親が肺炎を患い、

経済的な面から退学。

 

高校時代に野球の名門ヤンキースから

誘いがあったこともあり、

大学中退後はヤンキースへ入団。

 

最初の2年間は、全く出場機会に恵まれなかったが、チームの主軸であったベーブ・ルースの直接指導の甲斐あって3年目から才能が開花。

 

その後14年間、一度も休むことなく、

2,130試合連続で打席に立つ、

世界記録をつくりあげた。

 

三冠王をはじめ、打撃タイトルを多数獲得し、

歴代最高の一塁手と称される。

 

彼の名は、ルー・ゲーリック。

 

36才の時、難病により引退を表明。

 

彼の引退試合では、監督もチームメイトも

みんな涙を流した。

 

そして、彼も泣きながら最後に一言だけ残して、

グランドを去った。

 

「私のことを不運だとおっしゃる方もいるかもしれませんが、数え切れないほど多くの人から愛情を受けている私は間違いなく地上で最も幸せな男です」

 

晩年、彼の体をレントゲン撮影したところ、

手だけで17箇所も骨折が見つかった。

 

それは彼の野球にする情熱と壮絶な闘いを

物語っていた。

 

翌年、死去。

 

当時史上最年少で殿堂入りを果たし、

MLB史上初めて自身の背番号「4」が

永久欠番に指定された選手にもなった。

 

手を抜くことなく、

一生懸命努力して生き抜くことこそ、

後悔なき人生といえるのではないでしょうか。

 

良い週末をお過ごしくださいね。