最近は麻雀をする人が減ってきたので知っている人は少ないと思いますが、麻雀で20年間負け知らずだったという伝説の勝負師がいます。
桜井章一氏。
彼はすでに引退しており、現在は後進の育成に情熱を注いでいるそうですが、人間力を高めるための秘訣として、「捨てる」ことと「得る」ことのバランスを説いています。
モノや欲、地位や世間体など、様々な ”余計なもの”を背負い込んで、その重さに苦しみながら歩いている人が多いと指摘する桜井氏。
「何かを得るなら、何かを手放し、バランスをとるのが自然の摂理だ」と喝破します。
今の生活に生きづらさを感じていたり、先が見えない閉塞感にとらわれているような時は、余計何のを背負いすぎているのかもしれません。
一つ新しいものを得たら、一つ古いものを手放す。
そんなことでバランスをとることで、心もバランスを保つことが出来、また新しく手に入れたものを長く自分のもとに置いておくことが出来るのですね。
私も自身の本に書いておりますが、新車のフェラーリを手に入れたとき、なかなか手放しづらいものを一つだけ手放すということで、購入と同時に煙草を止めました。
おかげで12年。いまだにフェラーリを手元に置いておくことができるのも、この法則のせいなのかもしれません。