今日は若い人に向けて、「仕事」について書きたいと思います。
これは私の経験から思うところですが、20代はいろいろな仕事をチャレンジしてみるのがいいですね。
大企業に就職した人は、一つの職種だけにこだわるのではなく、社内のいろいろな部署で経験をする。
フリーターの人は、とにかくさまざまな職種を経験すること。
20代は失敗してもいいんです。
そして、30代になってからの5年間は、20代で経験したものの中で、自分に合っている(=好き)な仕事で経験を積む。
その5年間も新たなチャレンジをして、結果的に失敗となってもいいんです。
それから30代の後半(35歳~39歳)は、責任をしっかり取れる仕事をすること。
自動車教習所で言えば、仮免の路上教習といったところでしょうか。
そして本当の勝負は40代になってから。
ここからが本当のビジネスです。
独立して社長になり、”ぶら下がらない人生”をスタートします。
とうぜん、新前社長なので失敗は多々あるでしょう。
しかし、倒産とか致命的な失敗は避けなければなりません。
だいたい、世の中は30代で社長になっても心の中では相手にされていませんから。
30代で上場し、1000名ほど社員がいるような会社の社長になれば別ですが、そうでなければ本当に信用されるのは40代になってから。
だから、慌てることは無いのです。
20代~30代の間、しっかり経験を積んで、40代で勝負すればよいのです。
京セラの創始者であり、JALが倒産した時に見事立て直した稲盛和夫氏もこんなことを言っています。
「若いうちは好きな仕事を求めるよりも、与えられた仕事を好きになることから始めなさい」
特に20代の人は、自分に合っている仕事は何だろう?と考えがちですが、そんなことを考えてもほとんど答えは出てきませんから。
稲盛氏はこんなことも言っています。
「”天職”とは、出会うものではなく、自分でつくりだすものなのだ」
まずは、今の仕事を一生懸命することが重要だということですね。