自然に従う文化と逆らう文化 | トニーの成幸ブログ

欧米人と日本人では自然に対する考え方が違います。


欧米人は厳しい環境に囲まれているので、自然に対立するもの、征服する対象とみますが、日本人は自然を生きる恵みを与えるものとして見ている。


自然に感謝し、これらと調和して暮らしているのが日本人なのです。


欧米人は自然に対して高い姿勢、傲慢な態度で立ち向かうのに対し、日本人は低姿勢、謙虚な態度で受け入れる。


例えば、欧米人は石を見ればすぐ彫刻したり、規格統一して並べたがるのに対し、日本人は石を河原や山から拾ってきたままの姿で庭に置き、重く安定したその姿の石庭を楽しみます。


また、欧米人は、水を見れば引力に逆らって噴水を上げたがりますが、日本庭園では、水は上から下へと泉水や滝を造って、自然のあるがままを楽しみます。


日本が「自然に従う文化」に対し、欧米は「自然に逆らう文化」とも言えると思います。


普段よく目にする石や水でも、人種によって全く見方が変わっているのですね。