三菱財閥に学ぶ(後半) | トニーの成幸ブログ

昨日に続いて、岩崎弥太郎の話です。


三菱財閥を一代で築いた男。


彼はなぜ成功者になれたのか?


それには、いくつかのキーワードがあります。


その1:

普通の商人が参入しないビジネスに参入


「コインの裏側を見る」


そんな秘訣(技)を、投獄された時に知り合った人から学んだのですね。


具体的には、様々な商材を扱ったようです。


中でも、砂糖、紙、鰹節などを専売する藩の商館が資金繰りの悪化により、藩内で商いをする商人に立て直しを命じたが、失敗すると死罪になる時代なので誰も引き受けなかったが、それを弥太郎は引き受けた。


人の嫌がる仕事も喜んで受けたようです。


その2:

お金や地位が無ければ、それを持っている人と組む


地下浪人の立場が、商売を始める資金などあるわけがない。


普通の人なら、お金が無い、コネが無いと、「ないない」ずくめで言い訳をしながら諦めますが、彼は違った。 


「自分にないものは、持っている人の力を借りればよい」という、ジョイントビジネスのはしりともいえる手法で問題を解決。


具体的には、経験豊富な吉田東洋や汽船と人脈を持つ坂本龍馬。カネと国家権力を持つ大久保利通の力を借りてビジネスを拡大したようです。


成功者になるということは、いつの時代でも一人で成し遂げる人はいません。


やはり質の高い人脈が大切であり、それを維持するために、「ありがとう」と「感謝」が必要だということですね。


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