皆さんご存知のとおり、日本は世界一の長寿国。
男性の平均年齢79歳。女性に至っては85歳と他国よりも圧倒的に高い。
20年ぐらい前はスウェーデンが世界一だったのですが、100年前に遡ると、欧米の人たちが平均寿命50歳台だったのに対し、日本人は30歳台だったそうです。
世界の長寿ランキングでも60位台をキープするのがやっと。
日本は短命国だったのですね。
それではなぜ日本人が長生きするようになったのか?
興味ありますよね。
それは、戦前の日本は結核、肺炎、気管支炎などが猛威をふるい、乳幼児や20歳未満の若者の多くが感染症で命を失い、平均寿命を引き下げていたことが原因。
当時の食事といえば、ご飯と漬け物やみそ汁で、動物性タンパク質は塩蔵魚がわずかという粗末さ。
体に抵抗力もなく、抗生物質もない時代に、結核など感染症は即、死を意味したのです。
これではいけないと、当時は肉を食べる人が増え始めた。
これにより、抵抗力が強まり、結核や脳卒中で死亡する人が激減。
つまり、穀類中心から動物性食品を併せて摂る食生活の転換があったことが寿命をのばす結果になったようです。
だから、日本人は世界で最も長生き民族。
日本人に生まれて良かったですね。
しかし、ここで油断してはいけません。
残念な統計データもあるのです。
実は、日本は世界一の長寿国であると同時に、世界一寝たきり老人が多い国でもあるのです。
これでは、長生きしても意味ないですね。
人間やはり、”ピンピン・コロリ”が一番ではないでしょうか。
自分のためにも、そして周りの家族のためにも。
今日も一日、良い日でありますように。
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