目標(ゴール)の達成には、”フォーキャスト”手法ではなく、”バックキャスト”手法が有効だという話を以前から何度かさせて頂きました。
ソフトバンクの孫正義氏も事業において同じ手法を使っているようです。
彼は「携帯電話事業」を目標にした時、いきなり携帯事業に進んだのでなく、まず「ブロードバンド事業」に進出し、その実績をベースに「固定電話」である日本テレコムを買収し、その後ボ―ダフォンの日本法人を買収してから携帯電話事業に参入しています。
恐らく、いきなり携帯電話事業に参入しても経験も無ければ多額な資金調達も出来ないので実現不可能と判断したからでしょう。
これも、最初に「携帯電話事業」をゴールにした後、その達成までに「固定電話事業」、「ブロードバンド事業」と遡って考えていたから実現しています。
そう、バックキャストで目標を立て、行動したのです。
個人の目標達成も同じ事が言えます。
目標設定後、「では最初に今何をしなければならないか?」と考えるのではなく、
目標達成地点から、数年後は何をしているべきか?
さらに5年前は? 現在から1年後は? それでは今は?
と逆からポイントポイントでの達成目標を設定していくのです。
あなたは、フォーキャスト方式で目標達成計画を立てていませんか?
うまくいっていないのなら、是非バックキャスト方式に切り替えてみて下さいね。
「物事を成し遂げるには足し算ではだめだ。引き算でなければならない。」
by 孫正義氏