数日前、カスハラに耐えかねて廃業する銭湯のニュースを見た。

 

物を壊し、備品は盗まれ、別料金のサウナ代を踏み倒し、敷地内にごみを捨てられ、それらを注意をしてもやめる気配なし。

 

しかも、その殆どが常連の仕業とのこと。

 

更に自分たちのテリトリーを荒らされたくないからと、少しでも落ち度がある一見の客を見つけると、容赦なくやり込めるので新規顧客も増えない。

 

そんな常連の勝手な振る舞いに耐え切れず廃業を決めたとのことだが、このニュースを見て「ハッ」としたことがある。

 

もしかしたら同じような事が、一部のゴルフメンバーさんにも言えるのではないか?と。

 

自分の周りには、ゴルフ会員権を持つ仲間がそこそこいる(自分も所有者ではある)が、中にはメンバーであることをいいことに、コースに対しわがまま言う人が少なからず存在するのよ。

 

ゴルフ場のスタッフから名前を呼ばれての挨拶は特別であり、大金払ってメンバーになったのだから、つい「俺のコースだ」的な気分となって、様々な面でビジターより優遇してほしいと思う人もいるのだろう。

 

そもそも安くプレーできる時点で恩恵は受けている訳だが、それでも「ああだの」「こうだの」と、知らぬ間にカスハラまがいのことをする。

 

例えば僕の知り合いでも、一回り年上の方で一人、とてつもないカスハラをするメンバーさんがいる。

 

最近流行ったドラマ「不適切にもほどがある」に出て来そうな昭和の人で、血液型や家族構成だけで他人の性格を決めつけたり、人種差別的な発言も平気で言っちゃう、ちょっと面倒なタイプ。

 

しかも相当怒りっぽく、自身のコースで前組が少しでも遅れると、必ずマスター室へ「どうにかしろ!」と怒鳴りちらし、他にも気に入らないと、事あるごとにカスハラのオンパレード。

 

メンバーということでコース側も黙ってはいるが、怒鳴り散らす度に、苦虫を噛み潰したような顔をするスタッフさん達を何度見たことか。(もちろん彼が去った後だが…)

 

そんな状態なので「あの人と同じに見られたくない」と、ゴルフ仲間も皆離れていくし、自分もゴルフの誘いを二度続けて断ったら、避けていると勘違いされたのか、以降誘われることが無くなったのよ。

 

因みに断った理由は、母親の闘病時期と重なっただけだが、交友を経ち切るいい機会と思ったので言い訳はせず、それ以降は会っていない。

 

という訳で、元ゴルフ仲間のカスハラについて語ったけど、メンバーだからと好き勝手言うのは、たんなる面倒でわがままな人であり、多分コース側もメンバーとして歓迎はしていないだろうね。

 

自分はメンバーコースで騒いだりもなければ、スタッフさんとの関係性も問題ない筈ではあるが、銭湯のニュースを見て自身の態度に失礼がないか、改めて見つめ直してみようと強く感じた。

 

メンバーさんとコースが良好な関係を気付くことは、とても大事だからね。