先日、日本生命のアンケートで「バレンタインの義理チョコ離れ、職場で渡す人が過去最低」とのネットニュースを見かけた。

 

ひと昔前、プロ野球では貰ったチョコの数が人気のバロメーターとなり、自分が子供の頃は「一個だけでも」と希望に満ち溢れるも玉砕し、モテる連中が貰ったチョコを羨ましがる奴らが多発した時代だった。

 

特に好きな子が誰に渡すのか、そのチョコの行方を気にした連中は多かったね。

 

自分は貰えない年もあれば、1~2個程度貰った年もあったが、たくさん貰った連中を羨ましいと思ったことはない。

 

けして強がりではなく、チョコ苦手だったのよ。

 

それから大人になった20代の頃に、40前後貰った時期があったが、これは自慢でもなんでもなく、当時は取引先も含め、職場環境の8割が女性だったのがその理由であり、つまり殆どが義理チョコ。

 

とはいえ頂けるのはありがたいのだが、同時に大変だったのがホワイトデーのお返し。

 

40個分の予算もさることながら、一人一人に渡して回るのが結構な重労働だった。

 

という訳で、僕も「義理チョコ離れ」は大賛成。

 

恋人同士はいいとして、菓子メーカーには申し訳ないが、この様な習慣は「もういいのでは?」と思うのよ。

 

因みに我が家は、嫁さんと娘が「二人から」と、毎年連名で一つくれるけど、何故かホワイトデーでは一個ずつ要求されている。


そして買って来るのは自分達の好みで、いつも食べる気満々だけどね。(笑)

 

そういえば昔、前の会社で「ホワイトデーは自分が作った」と言う、Kさんというご年配の上司がいた。

 

この話しが出る度に、誰かが「本当ですか~」と聞くも、いつも「本当だよ!」と向きになっては、その後は必ず「俺がイベントで提案をして…」と武勇伝を語るのがお決まりも、正直誰もが信じてはいなかった。

 

しかも毎年この時期になると「あの頃を思い出すなあ~」と、自分から語り始めるので、誰もが心の中で「出た出た」と思いながら聞いていたよ。

 

自分はその話が出ると、毎度笑いながら「Kさんが余計なことするから、世の男性は大変っすよ」と言い、それを聞いたKさんが、ご機嫌になるのがお約束でもあったね。

 

ただ、後に別のスタッフがネットでホワイトデーについて調べたら、Kさんの提案話が、諸説あるなかに該当していないことが判明。

 

今は何でもネットで調べられる世の中だし、下手な事はいえないね。

 

この時はKさんの名誉のため、誰もこの件を突っ込むことはしなかったよ。

 

さて、今日帰ったらチョコが一個、連名で机に置かれているのかな?

 

どうせ二人に食べられちゃうけど…。