町内のスポーツ施設で、スポレック(屋内ミニテニス)の体験会を行なった時のこと。
昼休憩に町会仲間の女の子が「トイレに行ったら、大きいのがそのままでビックリ。なんで流さないんだろう?」と言って来たのよ。
ゴルフ仲間である水道屋から聞いた話なんだけど、最近この様な流し忘れは珍しいことではなく、公衆トイレで流さずに立ち去る人が結構多いとのこと。
理由は大きく二つで、先ずは単純な嫌がらせ。
「まさか」と思うんだけど、水道屋の話しでは、イタズラで置き去りにする人が一定数いるらしいのよ。
ていうか何が楽しんだろう?
便座の蓋を開けた時に大きい塊が存在する、赤の他人への無差別大便攻撃。
マジにクソ野郎だよね。
それともう一つは、家のトイレに自動洗浄機能が付いている人。
冗談みたいな話だけど、家でこの機能に慣れちゃっている人が外でも流し忘れるらしく、むしろイタズラより、こっちの方が多いんだって。
まあ最近では商業施設でも、立つと同時に流れるトイレがあるし、そう考えると結構あるのかもね。
因みに我が家も自動洗浄機能は付いているけど、外での流し忘れは一度も無いよ。
そう言えば韓国出張の時、行きの飛行機でこんな事があった。
間もなく着陸体勢という時にトイレへ行くと、ちょうど用を足し終えた兄ちゃんが出て来たのよ。
この兄ちゃん、自分の真後ろに座っていたカップルで、離陸直後から、ずっと「どこ行く?」「何食べる?」と、彼女と二人ではしゃいでいたのさ。
で、この兄ちゃんの後にトイレへ入って便座を上げたら、なんとそこには、兄ちゃんが置いていった拳大の物体が鎮座していたのよ。
この塊を見た瞬間、心の中で「おい兄ちゃん、おめ~やったな!」と思ったけど、それより問題はこの汚物をどうするか。
何度レバーを下げても流れないし、恥ずかしながら自分の小水で溶かし流す作戦を試みるも、全然ビクともしない。
最終手段として、丸めた紙で突っつく方法もあるが、紙越しとはいえ、知らん奴の大便に触れるのは嫌だし、さあどうする?
とそんな時、運よく着陸準備のコールサインが鳴ったのよ。
着陸大勢になれば誰もトイレに入らないので、ならば「流さないでいいや」と、そのままにしてトイレを出たのさ。
そしたらさ、トイレを出ようと扉を開けたら、目の前にトイレをチエックしに来たCAさんが待ち構えていたのよ。
つまり他人の大便なのに、CAさんからすれば「犯人は俺」状態。
その後CAさんが僕の座席を通った時に目が合ったけど、多分僕の仕業だと思ったんだろうね。
微妙な視線を感じたけど、言い訳する気力もないから、心の中で語ったよ。
「その大便は俺のじゃない」って…。