あえて名前は言わないが、先日とある場所で有名なスポーツ選手を見かけた。

 

その存在だけでオーラは感じたが、店員さんに対する態度がとても横柄で、オーラよりその方が印象に残った。

 

僕が学生の頃、甲子園のアイドルとして一世を風靡し、その後プロ野球の道へ進んだ選手と、球場の外で遭遇をしたことがある。

 

目の前にいる有名人に興奮し、サインが欲しくもペンを持ち歩いている訳でもなく、それでもドキドキしながら「握手してもらえますか?」と近づいたら、僕を睨みながら「ちっ!」と舌打ちをして手を出されたことがあった。

 

憧れていただけにとてもショックだったが、横にいた同じチームの選手が笑顔で握手をしてくれて、少しだけ気持ちが救われたのを記憶している。

 

10年程前に女子ゴルフを観に行った時、美人ゴルファーとして注目を浴び、先日結婚報告をされた選手が、ギャラリーからの「頑張れ!」の声援に対し、そのギャラリーを睨み返して来たことがあった。

 

優勝やシード権の獲得経験がない選手ではあるが、プレーよりビジュアルに注目が集まるのがうんざりなのだろうか、前組でギャラリーに神対応していたイ・ボミ選手の直後だけに、その態度が凄く目立って見えた。

 

この様に有名人は、常に周りから見られたり、何処へ行っても気付かれたりして、それはそれでストレスなんだろう。

 

とても大変だとは思うけど、プロ選手って注目されてなんぼの商売。

 

だからこそ、横柄な態度は目立っちゃうんだよね。

 

そういえば去年、娘と横浜スタジアムでベイスターズ×ジャイアンツ戦を観に行った時、プレー以外で印象に残った選手が二人いた。

 

 

ジャイアンツの長野選手と、ベイスターズの大和選手だ。

 

長野選手は試合前の練習時、20歳近く年下であろうボールボーイに近づいて、笑顔で話しかけながら球拾いを手伝っていた。

 

大和選手は試合開始で選手がポジションへ散っていくとき、どの選手も相手コーチや審判へ軽い会釈をするなか、一人だけ丁寧に脱帽をされ、深々とお辞儀をされていた。

 

どちらもベテラン選手ではあるが、けして偉そうな態度ではない礼儀正しさに、一気に二人のファンになってしまった。

 

共に近年はバックアップ要員ではあるが、長いことプロの世界で生き残っている理由が、なんとなく分かる出来事だったね。

 

さて、先週はドジャース×パドレスのソウルシリーズが注目されたけど、明後日からは日本のプロ野球がいよいよ開幕。

 

今年は贔屓チームとは別に、長野選手と大和選手を応援するかな。