我が家にやって来た電動キックボード「eXs1TKG」 

 

マクアケで支援した電動キックボード、eXs1TKG(エクスワンティーケージー)が届いて約一ヶ月。

 

 

最初は興味すらなかった電動キックボードだが、昨年の法改正で手軽に扱えるようになり、しかも5万円代からという格安に引かれて支援していたのよ。(定価は6万円代)

 

ナンバー所得や自賠責の加入(どちらも簡単だった)等、準備をしながら満を持するも、大幅な納期遅延といった紆余曲折はあったが、乗った感想としては「買って正解」というのが正直な気持ち。

 

まずは走りの前に、いいなあと思ったのがコンパクトな大きさ。

 

 

街で見かけるレンタルキックボード「LOOP」より一回り小さいサイズは、折りたたむことで収納もしやすく、本体(16kg)は持ち歩くにはきついが、ちょっとの移動は簡単なので、車に搭載して旅先で使うことも可能。

 

更にオプションのコンビニフック(980円)を付ければ、買い物へ行くのも楽ちんなのよ。(これ、マジに便利)

 

 

 

電動キックボードは、街のちょい乗りで使うのがお勧め 

 

 

そもそも、この eXs1TKG(エクスワンティーケージー)の支援目的は、近所はもちろん、5キロ先にあるイオンモールや嫁さんの実家等、自転車ではちょっと遠い場所も含め、街乗りメインで使いたかったから。

 

我が家は嫁さんの車使用率が高いため、車無しの時でも、これ一台で行動範囲が広くなるのは、僕にとってはとても魅力的だったのよ。

 

eXs1TKG(エクスワンティーケージー)は、正にその期待とおりの出来で、初乗りではその快適さに面白くなって、気が付いたら自転車では普段行かない場所まで遠出して楽しんでしまった。

 

最高20キロという早すぎず遅すぎずの速度、フル充電で20キロ前後の走行距離は、どちらも我が家の使用目的を考えたら十分なクオリティ。

 

確かに、この上をいく要免許タイプに比べたら、パワーや走行可能距離で劣ることは確かだよ。

 

でも実際に使って感じたけど、立ちながらの遠出は現実的ではなく、街で見かけるLOOPがそうである様に、電動キックボードって、本来は半径5キロ程度の範囲で使う乗り物だと思うのよ。

 

そう考えると、わざわざ要免許の20万クラスなんて買う必要ないかな?と、この eXs1TKG(エクスワンティーケージー)を使って感じたね。

 

ママチャリ以上のスピードで、ある程度の坂道も余裕 

 

 

因みに最高速20キロって、ママチャリの平均速度(15キロ)と比べても結構早いよ。

 

 

 

そして坂も、多少の勾配ならグイグイ進んでくれる。

 

 

因みにこちらは正面に見える白壁の家からスタートし、約50m程の坂を上りきった場所から撮影をした画像。

 

 

目線が屋根を越える程度の高さで、勾配で計算すると約14度ある坂だが、速度は12キロまで落ちるも、余裕で上って来ることが可能だった。

 

つまり自転車を途中で降りる様な急坂は無理だとしても、立ち漕ぎが可能な程度の坂であれば、問題なく上がって来れるのよ。

 

 

「eXs1TKG」に乗って感じた、残念なところと今後の課題 

 

 

こんな感じで街乗りとしては十分ながら、ネガティブな部分もゼロではない。

 

まずサス付ではあるが、タイヤがパンクレスなので、凸凹した箇所では結構路面を拾ってガタつくね。

 

なのでハンドルを取られて、転倒の危険性がある片手運転はNGだし、努力義務ではあるけどヘルメットは必須かな。

 

また仕様だろうが、フルスロットル状態でブレーキを入れると、その後一度スロットルをオフにしてから再始動をする必要があり、そうせずに押したままでは、勝手に出力が下がって停車しちゃうのよ。

 

言葉での説明が難しく、乗れば分かる問題だけど、この操作はちょっと慣れが必要だね。

 

それと、曲がる度に指でスイッチを戻さなければならないウインカーがとっても面倒で、実際に戻し忘れたり、左折した後に勢い余って右折にスイッチを入れちゃたりと、これが結構なストレスなのよ。

 

まあ自動とまでは言わないけど、せめて左右ではなく、スイッチを縦に押してオフにする仕様には出来なかったのかなあ?。

 

販売元がバイクパーツ等を扱うカスタムジャパンさんだけに、そこに関しては今後の課題だね。

 

交通ルールを守るという、乗る側のマナーは絶対に大事 

 

 

他に乗って感じたのは、未だ認知度の低い乗り物だけあって、街を走ると結構視線を浴びるけど、それらは目新さもあるが、どちらかといえば「危ない」という、冷たい視線の方が多く感じること。

 

新しい物が出るとネガティブな考えが先行しがちだけど、だからこそ電動キックボードを世間に認めてもらうには、乗る側のルール順守は絶対に大事。

 

先日、電動キックボードのひき逃げ事件が報道されたけど、映像を観た限りでは歩行者も悪く、しかもルールでは自転車を除く一方通行の逆走はOKなのに、ニュースではそれも「逆走だ」と問題視されていた。

 

つまり、ひき逃げの様な悪質行為をすると、ルール通りの走行をしても悪く言われてしまうし、結果自分自身の首を絞めることになるのよ。

 

実際、都内では乱暴な運転(特にレンタルLOOP)が結構目立つし、せっかく便利な乗り物なんだから、世に広めるためにも、乗る側がルールを守る事は絶対に必要だね。

 

電動キックボードは性能だけではなく、メーカー選びも大事 

 

 

それともう一つ、メーカー選びも重要。

 

実はこの eXs1TKG(エクスワンティーケージー)を扱うカスタムジャパンさんは、今回納期遅れになったことで、一部の支援者からクレームが相次ぎ、今回プロジェクト内でもちょっとした騒ぎになったのよ。

 

ただ、これはメーカーではなく、国交省が試験基準を一方的に厳しくしたことが原因であり、カスタムジャパンさんはそれらも含め、最後まできとんと個別に対応はしてくれた。

 

実際、自分も支援時にナンバーや保険取得に対しての質問をしたが、どれも返答が早く、また納期遅れや納品連絡はもちろん、進捗情報も含め素早く対応してくれたのよ。

 

先にも述べたが、既に浸透している電動自転車とは違い、電動キックボードはこれからの乗り物。

 

だからこそ、優良なメーカー選びは凄く大事だと思うね。

 

そしてなにより、この価格は現段階では間違いなく破格。

 

15~20万クラスが中心の電動キックボードで6万円代は格安だし、それでこのクオリティなら十分であり、少なくとも我が家にとっては、良い買い物だったのは間違いない。

 

何より、この電動キックボード eXs1TKG(エクスワンティーケージー)。

 

慣れると、めっちゃ楽しいよ。