最近自分の周りで韓国旅行をする人が本当に多くなった。
自分はこれまで韓国には100往復はしているだけに、韓国へ旅行する知人たちからは「美味しいお店を教えて」と聞かれるけど、最近はその質問をされることが本当に多い。
確かに焼肉やチゲはもちろん、これまで様々な韓国飯を食べて来たので、聞かれればどのジャンルでも美味しい店は教えられるよ。
でもね、一個だけ教えられないジャンルがあって、それは現地の日本食。
そう、これまで韓国で日本食は食べたことが無かったのよ。
自分はごはん党なので、パン中心のアメリカでは米欲しさに日本食を食べることもあったけど、日本同様に米中心の韓国では、日本食の店に入るなんて全くのゼロ。
ところが今回、とある切っ掛けから昼夜共に日本食を食べる機会があったのよ。
先ずはランチで食べたのがお寿司。
これは取引先に連れられたんだけど、正直この誘いには驚いた。
だってそうでしょ。
海外の食事が苦手な人ならまだしも、普通は海外のお客さんが来たら、その国の食事へ招待するよね?
少なくとも自分なら、例えば日本に来たイタリア人に対し、態々イタリア料理へは連れて行かないよ。
しかも長期滞在で日本食が恋しいなら分かるけど、この日の寿司は韓国に入って初日のランチ。
まあこの方は何時も突拍子もないお店に連れて行こうとする、ちょっと面白い人なんだけどね。
で、そのお寿司だけど、見た目はよくも米は酢が弱く、魚は少し生臭くて味は正直イマイチ。
ただ、画像二枚目のマグロのタタキは、ゴマダレが効いて美味かったよ。
まあ韓国まで行った日本人にはお勧めしないけど、以外にも昼時は地元の人で混んでいたね。
でね、もう一つ日本から派生したお店だけど、ここはちょっと紹介したいかな。
お店の名は「ヒョゲ」という鳥の焼き肉専門店で、日本の焼き鳥を「韓国風にしたらこうなりました」って感じのお店。
実はこの店は自分の希望で訪れたんだけど、結論から言えば絶品で、もし韓国で日本風の食事を食べるなら、間違いなく行って欲しいお店。
各テーブルには炭火が置かれていて、店員さんが全てを焼いてくれる韓国スタイル。
先ずは盛り合わせを食べて、その後に美味しい部位を注文するのがお決まり。
焼けたら塩やワサビに付けてからレモンを絞って食べる、日本の焼き鳥でいう塩そのものだけど、見てのとおり日本の様に串に刺さった一口サイズではなく、やや大ぶりなところがミソ。
口に入れたとたん肉汁が溢れる程のジューシーさで、これはちょっと初めての美味しさで感動したね。
味変で行者ニンニクの醤油付けと一緒に食べる、韓国風の食べ方もお勧め。
更に追加で頼んだヤンニョム付け(タレ)の鳥も美味しく、〆の焼きおにぎりも醤油を塗った日本風ではなく、カクテキ?を細切りにした具材がアクセントで、とっても美味。
正直日本的な味ではあるが、ある意味韓国で成長した派生型の焼き鳥店でもあるので、十分韓国を堪能出来るお店であることは間違いない。
この時は会社スタッフ4人で行ったけど、全員が「またソウルに来たら絶対に食べたい」と絶賛したお店だった。
場所は乙支路3街駅からすぐの場所にあるので、もしソウルで4~5日滞在できるなら、間違いなく行くことをお勧めしたいね。