先月発売されたグランツーリスモ7に合わせ、シートとハンコンを一新させた我が家のレースシム環境。

 

清水の舞台から飛び降りる気持ちで購入したシートやファナテック DD Proは、走りやすいが故にタイムも縮まったこともあって、これまでのところかなりの満足度。

 

ただ全てに納得かというと、自分的にはDD Proのペダルがよろしくないという不満点もあり、そこは期待値が高かっただけに、ちょっとがっかりだった。

 

このファナテックのハンコンセットは「CSL Pedals」というスチール製のペダルが付属されてくるけど、個人的な感想としては、ややアクセルが軽く、ブレーキもちょっとフニャって感じで実車感を感じないのよ。

 

 

そこでそれらを改善すべく、別売りのブレーキ「CSL Pedals Clutch Kit」を入手してのアップグレードを検討してみた。

 

もともと3ペダルへの拡張を予定していたので購入する気ではいたけど、しかしながらこのブレーキ、購入者から「硬すぎる」との不満の声が多く、しかも今年に入ってから2万円弱に価格が値上げされていたのよ。

 

そしてしばし考える。

 

拡張キットに2万出しても肝心のブレーキが不評で、しかもアクセルとクラッチの軽さが変わらないのなら、上位グレードを選ぶのもアリかなと思い始め、急遽「ClubSport Pedals V3」の購入に踏み切ってみた。

 

これは以前、知り合いからの教えで「上位グレードを選んでオバースペックだった後悔と、下位グレードで物足りない後悔。同じ後悔なら上位を買っとけ」の言葉を思い出したのよ。

 

そうして届いた「ClubSport Pedals V3」

 

 

箱明けをしてまず驚いたのが、その高級感。

 

重厚な質感と削り出しのプレートなどは、正に実車並みの出来で、手に取った瞬間に価格なりの製品だと実感。

 

しばし見つめながら感動しつつ、早速ストラッセのシートへ取り付けてみた。

 

因みのネジは付属してないので、事前に調べて(8M×20)サイズを4個購入。

 

 

ワッシャーは、フットペダル裏のバーにワザと当たる様、やや大きめのサイズを使用しての取り付け。

 

 

そして使用した感想は、マジに最高!

 

感圧式のブレーキは踏み込んだ感じが絶妙で、アクセルも全然スカスカではなく、まさに「CSL Pedals」とは雲泥の差。クラッチの踏んだ感じも心地よく、3ペダルともにかなり実車に近い感じだね。

 

更にブレーキの踏込調整はもちろん、アクセルとクラッチが軽く感じる人向けに、交換用のスプリングも付属されているのも好感。

 

対応ソフトが限られているけど、アクセルペダルには後輪のスピンとオーバーステアを、そしてブレーキにはABSが掛かった時の振動をペダル裏のモーターで演出。

 

共にフィードバッグは控え目だけど、足の裏にグリグリ伝わる感覚はそれはそれで面白く、なによりペダルワークのリアル感が増して楽し過ぎるのよ。

 

正直42,900円は高いけど、妥協して「CSL Pedals Clutch Kit」を買うなら、付属の「CSL Pedals」をメルカリで売ってでもこっちを買うべきだと思うね。

 

実車並みのブレーキの踏力が必要だから固定シートが必須だけど、両方使ってみて、ペダルのアップグレードを検討中の人がいたら言いたい。

 

お財布事情が許し、もしどちらかで悩んだ場合は「絶対にこっちを買っておけ」と。

 

自分も今後、シフター、ハンドブレーキ、8M用ブーストキットと買い揃える予定だから、この価格差には悩んだけど、他のパーツを遅らせてでも上位ペダルにすべきだと思うね。

 

それとこのペダルを買ったのなら、更に背伸びしをしてシフターも欲しいところ。

 

特に昔の車がゲーム内に揃うグランツーリスモ7の特徴を考えたら、Hパターンはあった方が間違いなく楽しいし、せっかくのクラッチも活きるってもん。

 

クラッチを知らない世代は不要だろうけど、クラッチ全盛世代のオッサンは必需品かもね。

 

と言う訳で、自分は既に3月に注文済みなので、シフターについてはまた別で書くことにするよ。

 

因みにグランツーリスモ7発売後はシフターが人気の様で、今現在は入荷まで3~4ヶ月待ちみたいだね。

 

今回はレースシムに興味の無い人には無意のない投稿だけど、興味のある人には後悔して欲しくないから、つい熱く語っちゃったよ。

 

と言う訳で、そろそろ始めるか、グランツーリスモ7を…。