嫉妬・・・他人が自分より恵まれていたり、すぐれていることに対して、うらやみねたむこと。
20歳を過ぎてわかったことだが、世の中には嫉妬をする人がめちゃくちゃ多い。他人と比較し自分はダメだ、と思い込んでしまうらしい。
勝手に落ち込むならまだしもそれが怒りに変わり、相手の足を引っ張る人もいるのだからタチが悪い。相手の足を引っ張って自分と同じステージに引き摺り下ろしたところで自分が変わったわけではないのに。
僕だって羨ましい!とかいいなぁと思うことは多々ある。僕の友達は裕福な家庭が多いので、幼少期などは「なんであの子はいつも新しいゲームで遊んでいるのにうちは買ってもらえないんだろ?」と考えたものだ。しかし、だからといってその子を恨んだり危害を加えてやろうなどとは思わなかった。意味がないから。
思うにこの【嫉妬心】というのは歳を重ねるに連れ増幅していく。歳をとると同年代で活躍している人が目に入ったり、子供や綺麗な奥さんをもらって幸せに暮らしている人が出てくる。そんな人たちと自分を比べ「ああ、俺はなんてダメなやつだ。」と自己嫌悪に陥る。
はっきり言ってこんなのはクソの役にも立たない。自分より優れている人なんか世の中に腐るほどいるのだ。他人と比べるまでは良いが、自己嫌悪に陥り俺はなんてダメなやつなんだ!!と自分を責めるのはちゃんちゃらおかしい。というかそういう人こそ自分を買い被り過ぎているのではないか?
さっきも言った通り自分の上位互換など腐るほどいる。その人たちと比較し、落ち込むということは【俺もあいつらと同じはずなのに!!】という気持ちがあるということ。自惚れすぎである。
歳が同じだから?郷里が同じだから?同じ男だから?そんな少ない共通点で無理やり自分とそいつをリンクさせ、病むなど愚かとしか言いようがなかろう。
例え郷里が、年齢が、性別が同じでも育ってきた環境も親の経済状況も、身体機能も全然違う。これらを無視して同一視するのはおかしい。成功者はきっと努力をしている。あなたが羨ましがってる間も本を一冊読んでいる。あなたが惰眠を貪っている間もジムに通っている。この事実から目を背け
「羨ましい!!俺もあいつらと同じようになれるはずなんだ!」
と囃し立てる様子を見てると本当に愚かである。可哀想でしかない。
人の足を引っ張るくらいなら自分の尻を叩け
終わり