前回の続きで、シンガポールでバスキングをしていて手錠をされて人生初の留置所に入ったところから書きます。
手錠をされたまま、ガラス張りの部屋がたち並ぶ道を歩かされココに入れと言われた
僕はまさかこんなとこまで連れてこられる思ってなかったし、調査だけして出れると思ってたから
はぁ~❓嘘やろ❓
なんでこんなとこ入らなあかんねん‼️
Why Why? ギター弾いてだけやん‼️と言ったが警官は黙ってガラス張りの部屋を開けて入らされた
そして部屋から郵便ポストより広く開いた穴から手錠のついた手を出し、手錠を外された
その時、初めてアヒルのマスクを被ってギター弾いてだけやけどほんまにこれはヤバイ展開かもしれんと思った
シンガポールの留置所の中は、コンクリートで出来ていて、天井は凄い高く 10メートルは言い過ぎかもしれないが、それぐらい高い感じで、その天井近くにほんと微妙な鉄格子の窓がある
床は緑で小学校とかの廊下みたいな感じでかなり硬くむき出しのトイレが入っていて
そのトイレの臭さは半端なかった
部屋中がトイレの匂いにおかされていて、ほんま吐きそうになるぐらい臭かった
入ってすぐに紙コップだけ支給されて、これは何するん❓と思ってWhat❓と聞いたら、水を飲むためのコップで、その臭いトイレの便器の上に水道の小さなボタンがあってそれを押すといいと言われた
そしてしばらくすると、何故かすぐに警官が来て外に出ていいと言われた
そらそうやんな‼️ ここには流石に入らんでいいやんな~と思った
釈放ちゃうかと期待を抱いて部屋から出されたけど、手錠はされたままだった
ほんなら何処に連れていかれるんだろう?思ったけど、留置所は流石に不安で怖かったからそれよりマシなとこだろうと想像した
そして新しい部屋に連れて行かれ、そこにはひとりの女性の警官がいた
で座らされ手錠は片方外され、外された手錠を椅子にかけだし、事情聴取みたいなんが始まった
あんまり何言うてるかようわからんかったけど、バスキングは金を稼ぐためにやってたのか?やってないのか?という事を重要視してるのは、すぐにわかった
もちろん答えはノー、そしてギターを弾いていただけで何故こんな手錠をされ今ココにいるのかわからないんですけどと言った
OKOK!!わかったみたいな事を即答され、もう理解不能なんで日本大使館の人を早く呼んでもらいたいと言った
今のこの深夜には日本大使館は閉まってるから明日にでも伝える的な事を言っていた
とにかくシンガポールではバスキングするのはパーミットがいるみたいだが、それはシンガポールでは外国人にあたる僕ら日本人には取れないと伝えられた
OKわかりましたSorry、でも僕はそれを知らなかったと言い
そしてまだ優しそうな人だったんで、なんか別の話してみようと思いDo you like suhi??と聞いてみたら
なんか怖ばった顔になってヤバイ余計な事言ってもうたと思ったが、僕の顔を見ず左下を向きながらイエスと言ってたww
そして僕は確信を聞きたかったから、いつ出れるんですか?と聞いた
この2日前にシンガポールで車に跳ねらて明日に病院でレントゲンの予約もしてるし、4月4日には大事な結婚式があるし…と色々自分の事情を話した
そしたら警官は今はまだいつかはわからないけど、上に話をしてそこで問題がなければココから出れますと
問題があるかないかは、いつぐらいにわかる❓それまではどうするんですか❓と言ったら
だから今はわからない、そしてそれまでは留置所に入る事になると言われ、ほんまに留置所に行くのんがめっちゃ嫌ややったから、ギター弾いてただでこんな事になるのは理解ができないから、とりあえず日本大使館をすぐ呼んでくださいと言った
でも答えは先ほどともちろん同じで、日本大使館は今は開いてないから明日にそれは伝えるのでそれまで待ちなさいと言われ、また手錠を両手にはめられて留置所に戻った
そしてトイレの匂いが漂う留置所に戻って、とりあえず腹も減っていたから、なんか食わしてくれと言った
ここに連れてこられる前に、腹は減ってるか?と言われていて、Yesと言って僕は一応ベジタリアンだと言ったが、もちろんだろうが、ここにはそういうのん用意していない的な感じで笑われた
夜中だからカップラーメンならあるが、ポーク(豚)しかないと言われ、僕は完璧なベジタリアンではないので、それぐらいなら普段から食べてるし とりあえず持って来てと言った
警官はベジタリアンだけど大丈夫なのか❓と聞いてきたけど、それしかないんやろ❓しゃあないやん的な感じを顔でアピールしてカップラーメンとプラスチックの簡易なホークが郵便ポストより少し広い穴から届けられた
この後2度ご飯を食べたが、その時食べたカップラーメンがこの留置所のご飯で一番美味しかったと言っておく
カップラーメンを食べ終わり、少しすると凄まじい退屈さと、いつ出れるんだろうという不安感と恐怖が襲ってきた
とにかく何もする事がなくなり、見ると言えば警官の循環、斜め前の悪そうな奴
悪そうなやつと目があうと、なんか更に不安になりそうやったから見えない位置でぼぉーっとするが、もうその不安と恐怖で気が狂いそうになった
ガラス張りのガラスを見ると、I want to go homeとか I love mumとかもう見るだけでしんどかった
2時間ぐらいまでは、ほんまにマジで気が狂いそうやったけど、それ以降は少しトイレの匂いも麻痺してきて入った時より、ほんの少しだけマシになってきた
とにかく、この最悪な時間を少しでもましに過ごすには、どうしたらいいだろうと考えた結果、手で床を軽く叩きリズムをとりだし最近覚えたラテンのリズムの練習をしだすとだいぶマシになった
そして更に時間が経つと、先ほどのガラスに掘った時は、この状況でどうやって掘ったんだろうとも思って少しだけわらけた
そして斜め前の悪そうな奴を見ると、色はブルーではないが、ブルーシートみたいな奴を床に引いて横になっていた
僕も少し疲れて眠くなってきていたので、悪そうな奴の部屋を指差して僕もシートを下さいと言った
OKと言って持ってこられたシートは、想像より更に凄まじく薄いシートだった
でもそれを下に引いて、余った部分をクルッと上に回して、自分を包むようにして横になったら少し寝れた
時計はないので時間の感覚は全くわからなく、夜中も蛍光灯がつきっぱなしだったけど2-3時間は寝れたと思う
起きてまた床を軽く叩きリズムをとったり、疲れたらまた横になってをしたが最初の2-3時間寝た時以外は寝れなかった
そして、天井の鉄格子から少し光が入って来ていたので朝が来たんだな~とわかった
つづく・・
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