新型コロナ対策のための個人の自由制限 日本人の大多数が容認

 

NHKは15日、日本全国の18歳以上3600人を対象に実施した新型コロナウイルスをテーマにした世論調査の結果を報じた。調査では、新型コロナウイルス感染症対策のために個人の自由を制限することについて、回答者の86%が『許される』と答えた。

NHKは、昨年11月4日から12月7日にかけて日本全国の18歳以上3600人を対象に郵送による世論調査を行い、2331人が回答した。

NHKによると、新型コロナ対策のために「人の移動や経済活動の制限など個人の自由を制限すること」について、回答者の86%が『許される』、12%が『許されない』と答えた。

また、政府や自治体がとる措置について『許される』と答えた人の割合は、「外出の制限」が87%、「休業要請」が82%、「携帯電話の位置情報による個人の行動把握」は52%だったという。

 

 
<大日本帝国時代、世論は戦争に盛り上がったと聞いています。誰もが、日本は戦争に勝つと信じていたようです。
戦争に反対するものは、警察に逮捕され刑務所に行かなければなりませんでした。
 
(父や子を戦争に送り出す家族や町内会)
 
そして、戦争に負けて、多くの都市が焼け野原にされました。家を失って、食料を確保するのにも大変な時代を迎えました。
 
(焼け野原で食事をする人々)
 
新型コロナ対策のためなら、個人の自由も制限を加えて構わないとの世論調査ですが、
新型コロナで、自由を失ってはじめて、自分の首をしめたことに気が付くでしょうか?
 
もし、マスクを強要したり、外出制限もしたりと、言うことを聞かないなら、罰則や逮捕もあり得るというのなら、そういう人たちは、70数年前、あの時代「戦争に反対する者を警察に通報する側」の人間になっていただろうと思います。
 
家族が徴兵にとられて、出征するときに、バンザイと叫んで日の丸を振って、戦争に送り込んだ家族の側に立っていたんだろうと想像します。
戦争に行った若者の多くが、帰ってきませんでした。
 
これとは反対に、ドイツ国民は、ヒトラーに従った間違いを認めました。政府に対して厳しい目が存在します。先の過ちを繰り返さないと反省したからです。
 
だから、新型コロナ対策でも、「コロナはうそだ」と大規模なデモが起こります。政府の発表を信じません。政府の要職の人たちもまた、人間だと、よく知っているからです。政府も間違えるということをよく知っているからです。人間は間違えるからです。ドイツの人たちは、ヒトラーに従った失敗から、多くのことを学んだのです。
 
日本人は、先の戦争から、いったい何を学んだんでしょうか。緊急事態宣言で、ひどい目にあっているのは、個人です。なすすべも知りません。見殺しです。さらに、自由を失うことを大衆は選択するでしょうか?
あまりに愚かです>
 
特に日本社会は、みんなと同じことをやらない人を受け入れません。
 
 
原因のひとつは学校教育から来ています。
同じ学生服、同じ髪型、同じ靴、同じ靴下
生徒たちを同じにすることで、「従う」ことを教えています。
これは軍隊が使っている方法です。
軍隊に入隊すると、同じ髪型、同じ服を着せて、個性を失わせます。
命令ひとつで、上官に従うように、こうして訓練していくわけです。
 
学校も、校則を設けて、生徒たちを従わせようと教育します。
そうすることで、コントロールしやすくなるからです。
 
これらは、大日本帝国がやっていた名残です。
世界中の軍隊は、今も、このやり方で、兵士を育てます。個性を失わせ、組織に従うことを教えます。
 
 
日本人は、個人よりも、社会性を重んじます。
99人が黒い靴下をしているとき、たったひとりが、白い靴下をするのを認めません。
反社会的だと受け止めるんです。
 
ひとりひとりはみんな違います。
同じではありません。
この違いを尊重する。この違いを受け入れなければいけないのです。
自由と平等、不安なく、愛のある優しい社会の中で、生きていくには、ひとりひとりを尊重する以外に方法がありません。
他人を尊重して、はじめて、自分自身が尊重されるんです。
 
それが出来ない社会が、あなたの自由を奪っていきます。
それがいま、欧米で起きています。