ワクチン広場
ワクチンに対する「不安」・「疑問」の声をよく耳にします。
それはワクチンについて「まだよく知られていない」という現状、特に日本では正確なワクチンの情報が行き届いていない事が原因の1つかと思われます。故に医師の立場として、もっとワクチンの「正確な情報」を伝えていこうと考え、このブログを立ち上げた所存でございます。
子育て中のパパママ目線から、また医師や医療関係者目線からと、あらゆる角度から予防接種について記載していきます。それに対する皆さまからの疑問や質問、また医師、医療関係者の方からのコメントが行き交う「交流の場」となることを胸に描いてこのブログを進めていきたいと思います。
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予防接種を躊躇されていますか?

12日彩の国予防接種推進協議会で講演会を行いました。今回は3人の演者にお話をして頂きました。新型コロナワウイルスワクチンにもいろいろの製法があることなどが紹介されました。今回は、府中の崎山弘先生と元毎日新聞記者の小島正美さんに、ワクチンの躊躇についてのお話とマスコミの影響について学びました。新型コロナウイルス感染に伴ってワクチン接種率は一時低下して、問題になっていますが小児科医での接種は低下していない。それは接種の時間や場所を替えて患者さんと会わない工夫をしていることや、それを伝えているからであろうとのことでした。私のクリニックも病気の方とは出会わない工夫をクリニックを建てる時に配慮していますので、同様でした。医療でも予防接種でも最も大事なのは安全性だと考えますし、そのゆに云われています。ヒトパピローマウイルスワクチンは子宮頸がんを予防するわくちんとして登場して5年間は接種されました。でも、副反応がでるとの訴えが大きく報じられて一時、強く勧奨しないになっていますが、私どもが勧めているのですが接種率は低い状態が続いています。それはマスコミで副反応の疑いとして報じられた影響なのですが、疫学的には副反応であるとする結果にならないこと、学術団体は強く勧奨することを報じているのに、マスコミは取り上げ方が小さいこと、かわいそう、大変だというニュースは共感を呼びますが、因果関係に関する情報は大きく取り上げられないし、小さく報じてもニュースにはならないことを話されていました。私は地道に、読んでくださる方々に情報発信を続けるしか仕方がないと思っていました。信州大学の池田教授がワクチンとの因果関係を証明したように研究班の結果を報じられたとして、その研究内容に疑問をぶっつけたのが医師でありライターの村中璃子さんでしたが、村中さんが池田教授が名誉欲にかられた研究内容を捏造したと書かれたとして、池田教授が裁判で村中さんを訴えて、村中さんは敗訴になりました。誤解のないようにしたいのは、名誉欲に駆られたという一点に関して敗訴になったのであって、池田教授の班研究の内容が正当性を証明されたわけではありません。正当性が充分でないことは信州大学の内部調査結果も厚労省の判断も一致しています。マスコミは村中さんが訴訟されたことは報じても判決内容は殆ど報じられていません。私も名誉欲に駆られたかどうかは証明できませんので、書きすぎだと思っていました。6チャンネルのテレビで池田教授が自分で出演して証明が出来たかのように話されたのは私もみましたが、実験者は池田教授では無かったので、班長としては越権行為であると思いました。班研究は班員の権利であり責任であり、厚労省に報告すべき内容であるのに少々不可解な行動だと思いました。キャスターが東大医学部看護学科卒の銭場さんだったので、好印象のヒトの話すことは信じられやすいそうで信じた人は多かったのでしょう。マスコミはニュースで大きく取り上げたことも、中々同じ規模では訂正記事は出さないそうで真実は結果として伝わりにくいとのことでした。私は、冗談に「噂を信じちゃいけないよ、有名な人がいっているでしょう?」というのですが、「有名な人って誰ですか?」と聞き返されますが、山本リンダと答えると笑われてしまいます。噂も同様で、同じレベルで否定されません。生身の体に注射するのに躊躇しない人は少ないでしょうし、今、判っていること、判らないことをお話をしますし、躊躇されることを馬鹿なこと、無駄なこととは思いませんので、不安に感じたことは是非質問して納得されて決められることをお勧めしたいと思います。トランプ大統領は、当選する前の選挙(落ちた時)、誰の手や何を触ったかわからない人の手などを握って握手するのは不潔だ と言い、45ml入りの手指消毒薬を配ったそうです。離れたところからお辞儀をする日本式が好いとも言っていました。マスクは効果が無いと中々しませんでしたが、誰の言うことを聞いたのかマスクをし始めましたね。選挙対策で始めたのかどうかわかりませんが、明らかに行動を変えました。躊躇される人も内容に納得されれば行動は変わると思います。健康に関したことに、適切な情報を得て頂けると好いなぁと思います。

 

新型コロナウイルスワクチンはいつできる?(4)

世のなかの進歩は速いのですね。Cellという世界でも科学の世界ではトップクラスの雑誌に耳よりの論文が投稿されました。新型コロナウイルスの免疫に関する論文です。論文は信頼度の高い雑誌ほど査読と言って編集委員が指名する人に論文を読んで貰い、疑問点や方法論に問題がある場合に、著者とやりとりをして問題を解決して掲載をするということになるのです。今、新型コロナウイルスに関する論文は速く結果を知りたいので、査読を経ていないことを前提にして掲載する、あるいは電子媒体で読めるようにするということが行われています。投稿論文も掲載後に査読を受けることになりますし、読者からも編集者への手紙のような形で質問や方法論、論点の根拠などに意見が出される可能性はあります。とはいうものの、CELLほどの雑誌に掲載される論文はいい加減な論文ではないのは世界の常識なのです。その論文その話しに戻しましょう。論文では発病はしたけれども、重症で無かった人について研究されたものです。それは免疫の異常な人が重症化している可能性があるので、免疫系に異常のない人の反応を見るという趣旨で研究はおこなわれました。今まで、新型コロナウイルスの免疫については殆どわかっていませんでした。ウイルスにある蛋白のどれに対して抗体ができるのか、それはウイルスの増殖を抑える効果がある抗体ができるのか、既存のコロナウイルスとの間の交差免疫はあるのかないのかなどです。それについて、わからないままにワクチン開発が先行していることは、私は書いていましたが、ワクチンメーカーには耳寄りな情報になるはずですし、ワクチンへの期待が増す話です。感染によって、新型ウイルスの蛋白については、どれに対しても抗体は出来る。中和抗体もできるようです。つまりウイルスの増殖を抑制できる抗体のことです。更に、従来のコロナウイルスの抗体と交差反応があることも分かったと言います。交差反応があれば、国によって流行のパターンが異なることも理解できます。既存のコロナウイルスは型が4つありますが、2つはアルファコロナウイルス、他の2つがベータコロナウイルスです。新型はベータコロナウイルスです。コロナウイルスの免疫は持続が短いし、不完全だといわれていましたので、新型もそうなのかもしれません。であれば、ワクチンはアジュバントを使って免疫を強化する、接種回数を多くするなどの方法が必要かもしれません。しかし、ワクチンの開発者には灯がみえたような気になることでしょう。新型コロナウイルス感染症の考え方も変わります。これを契機に免疫系の研究が進展するだろうとも思います。

 

新型コロナウイルスワクチンはいつできる?(3)

ワクチンを作るには数百億ドルが必要だそうです。それくらい資金力が必要です。尤も早く方法を見つけて売り込むという手もあるかもしれません。もし、ワクチンが出来ても効果が無ければ、費用は無駄使いになります。もしサーズのように自然に鎮静化すれば、それは其れで良い事なのですが、ワクチン開発は無駄に終わります。効果を確かめるためには、細胞レベル、実験動物レベル、人間レベルの確認が必要です。抗体ができることが予防効果があるのかどうかはわかりません。免疫が持続しなければ繰り返して予防接種をすることで可能になるのか、それも効果が無いのかはやってみないとわかりません。効果があればワクチンを作った国の人は助かるかもしれませんが、ワクチンが普及しなければ世界の人々は助かりません。安全で効果があり安価なワクチンを作ることが世界を助けます。効果の確認はワクチン接種群が被接種群よりも罹患者が少ないことを証明しなければなりません。それは流行期にしか試すことが出来ません。今、ワクチンを作ることに専念しているグループは流行が遷延していることを願っているかもしれません。色々な意味で、流行が遷延していないと優れたワクチンが登場して来ないということになります。だから、ワクチンはとりあえずは、今年末か来年前半には出てくると思います。それが効果があるかどうかは、また別の話しです。元から、ヒト

の間で流行するコロナウイルスは抗体ができても予防に効果が薄く、毎年のように流行しているのが事実です。新型はどうか?新しい方法で効を奏するか、見守りましょう。121の中には日本も2つはあるそうです。世界は流行よ静まれと努力をし、祈っているのですが、ワクチン作成者は、自分たちがワクチン仕上げるまで、流行は止まらないで都祈っているかもしれません。

新型コロナウイルスワクチンはいつできる?(2)

そこで、コロナウイルスのS蛋白を体内で作らせれば異物だから抗体ができるでしょう。というのがアデノウイルスなどのDNAにその情報を埋め込んでウイルスをワクチンとして接種をする、体の中でS蛋白が出来て抗体ができるという方法でキャリヤーウイルスを培養するのは既存のウイルスなので作りやすいし害がないというのが方法の一つしてあります。RNAを使うという方法も有ります。色々、各国、会社が目下、工夫をして始めているのです。その数、なんと121だとか!ワクチン開発には費用も数百萬ドル必要と言われています。作ってもも効果があるのかないのかわかりません。ワクチンの効果があるかどうかを調べるには、細胞レベル、モデル動物レベル、そして人間が試されます。ワクチンは安全でなければなりません安全性の確保は使命です。この十年、世界の国を超えて流行した病気は、インフルエンザN1H1、エボラ、ラッサ熱、ジカ熱、少し前にサーズ、マースがありますが、実はワクチンが間に合ってワクチンで抑え込むことが出来たワクチンは無いのです。今回、できれば初めての経験になるのですが・・・。インフルエンザウイルスワクチンは鶏卵を用いて雛になる細胞でウイルスを増やします。2009年の流行の時は世界に流行したウイルスを組織培養の細胞で増やすワクチンが作られました。所沢では9月から流行し、そのワクチンが接種できるようになった時はもう流行が下火いなる11月の下旬でした。以後、毎年、頻度の差はありますが季節性のインフルエンザとなり流行しています。抑え込み成功とはいえないですね。他の疾患は、ワクチンが登場する前に流行が収まりました。流行規模は、今回の新型コロナウイルスが最大です。北半球で今も猛威を振るっているのはアメリカでブラジルや新興国の流行が大きくなってきました。一度、流行の山がなだらkになった国々にもまたもや南半球の国々から逆輸入で再び流行が起こるかもしれません。それを防ぐためにワクチンが開発されていれば、強い武器を得たことになります。ワクチン開発は急ぐ必要はあります。ワクチンにウイルスそのものを使うにはウイルスを大量増やすテクニックをまだ得ていないので、時間が足りません。ウイルスを増やさないで済む方法を選ぶことになるでしょう。

 

新型コロナウイルスのワクチンいつできる?

新型コロナウイルスワクチンが直ぐにでも出来るようなことを言う人がいます。今、121の企画が進行中だそうです。秋にでもワクチンが出来るという人もいますが果たして本当でしょうか?実は、ワクチンを造ればそのワクチンで予防が出来たり軽症化が出来るかについては未だ確証は得られていないのです。動物でもヒトでも、自分の体に無い蛋白を注射すると、その蛋白に対する抗体はできます。新型コロナウイルスには5種類のたんぱく質があります。自然感染、実験的に感染させることで、その抗体は出来るかも知れません。どの成分に対する抗体ができれば予防や軽症化になるのかはよくわかっていません。理屈の上では、ころなという名前の由来にもなったスパイクのように飛び出している先に、ヒトの細胞にあるアンギオテンシン変換酵素ー2という蛋白と結合する蛋白があります。それに対する抗体があれば細胞にくっつくよりも先に抗体に結びついて、感染が防御されるはずだから効果があるということで、S蛋白と呼ばれる蛋白の抗体を作るのをワクチンとしようということになります。でもウイルスを取り囲んでいるE蛋白、ウイルスが細胞内に入るのにウイルスのエンベロープという蛋白とウイルスのHE蛋白が融合して細胞内に入りますのでその抗体はということも考えられるのです。全部に対する抗体ではどうかとも言えます。しかし、ウイルス感染の中にも、抗体ができることで悪くなる感染症があります。新型コロナウイルス感染では、最初の症状が出てから、暫く時間が経ってから急に悪くなります。それで、新型コロナウイルス感染症にそのような影響があるのではないかと考えられています。ネコのコロナウイルス感染ではそのような現象がおこることは解っています。もし、そうであれば抗体を作ることが必ずしも有利とは限りません。それを買い目してからでは、流行は蔓延してしまいます。とりあえずワクチンを作ってみようというのが走り出している考えでしょう。種痘が天然痘の予防になるかどうかの確認をするよりも、ジェンナーは疫学調査をして効果がありそうだと思い実権をしたのが種痘の始まりです。ジェンナーの時代よりも免疫学は進歩していますので、ジェンナー時代よりは進歩していますが、正直、新型頃ウイルスの感染症の免疫は未だ不明なのです。さて、皆さんはウイルスの病気でワクチンが効果を発揮している、つまり今、用いられえ居るワクチンはどのようなものがあるかご存知ですか。日本で定期接種になっているのは、B型肝炎ワクチン、ポリオウイルスワクチン、麻疹ワクチン、風疹ワクチン、水痘ワクチン、ヒトパピローマウイルスワクチン、今年から定期接種になるロタウイルスワクチン、日本脳炎ワクチン、任意接種で、おたふくかぜワクチン、A型肝炎ウイルスワクチン、狂犬病ウイルスワクチン、黄熱病ウイルスワクチンなどです。これらの中でB型肝炎ウイルスワクチンとヒトパピローマウイルスワクチン以外は、ウイルスを弱毒化したり、不活化したり、その成分を取り出したりしたワクチンです。B型肝炎ウイルスワクチンは当初、B型肝炎ウイルスのS蛋白に対する抗体があれば予防できるとわかったので、それを使っていましたが、今は遺伝子操作でS蛋白を造りそれを注射して抗体を作らせています。ウイルスを増やす必要がないワクチンです。ヒトパピローマウイルスワクチンも同じような製法で作られたワクチンです。ウイルス全部または一部を使うワクチンはウイルスを増やさなければなりませんから、作るのに時間と手間がかかります。其れも大量作るとなると大変です。今の新型コロナウイルスの対策にはもし、効果があるとしても間に合いません。さて、どうするのでしょう?

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