グラーツで大阪を思ふ… | Bonjour! de Tahiti  タヒチからの便り

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タヒチ、時々、フランス、時々、日本…
タヒチ在住大阪人のぶこが気まぐれに更新、
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グラーツ郊外のシュロスエッゲンベルグ城は、

1625年にエッゲンベルグ公により、全宇宙をモチーフに、

4つの塔は四季、12の門は月、365に窓は日を表現し、

居城として建設されました。

現在は「グラーツの市街-歴史地区とエッゲンベルク城」という名称で

UNESCO世界遺産に登録されております。

城内は美術館として公開されております。

 

 

今回の旅で絶対に行こうと決めていたのがここ!

このシュロスエッゲンベルグ城には

1660年から1680年あたり(詳細不明)に

オランダ商人によって買い付けられたと言う

豊臣時代の大阪の城下町を描いた屏風絵が所蔵されている。

絶対に観てみたいと思い。

市電とバスを乗り継ぎ出掛けた。

 

 

お城の庭にはクジャクが放し飼い。

しばらく、休憩しながら見てたけど、

羽を広げた所は見れず…

 

 

 

城内へはツアーガイドと各部屋を回り、

室内装飾や絵画の説明を聞き見ると言う形です。
大阪の屏風絵は屏風の形ではなく、
壁にはめ込まれてちょっと驚きました。
 
ツアーが終わり、ガイドさんにチップを渡す時に、
「私は大阪から来ました。いい絵ですね。
今でも大阪城の近くには橋がたくさんあります。
観に来てください。」って言ったら、
ガイドさんがえらい喜んでくれて、
「よく、見れなかったでしょ。もう一度見せてあげるわ。」
って、扉の鍵開けて、絵の所へ入れてくれたのよ。
 
本来はこういう感じのものが…
分解されて別の絵とアレンジされ
壁三面にはめ込まれていました。
 (写真撮影は禁止なので、画像はウキペディアより)
 
 
ガイドさんの親切なおもてなしに、
絵が分解されててなんかショック…なんて、
言えなかったわ。
けれど、今も昔も大阪は商人の町。
人の活気や熱意を感じます。
昔の絵とは言え、なんか大阪が恋しくなってきた。
やっぱり、日本に行きたいなぁ~
大阪にも世界も従来の活気が戻りますように…